真冬なのに今季初春トビ

味は身にはなく皮にあると思っている


トビウオは本州以南を代表する食用魚である。
トビウオはサンマやサヨリに近い生き物で、国内での水揚げも多い。
東京都で見る限りでも日常的な魚といえると思う。
トビウオというのはトビウオ科の魚の総称で、例えば東京都では春にハマトビウオ、晩春から夏にかけてツクシトビウオ、ホソトビウオ、秋にはトビウオがやってくる。
ハマトビウオは春になるとやってくるので、「春トビ」とも呼ばれている。
春と言えば旧暦の正月2月17日以降。
旧暦の冬、1月8日にきた今回のものは「春トビ」のさきがけとでもいうことか。

夜酒の友に、久しぶりに食べる「たたきなます(皮付きのまま細かく切り香辛野菜と合わせてもの)」が、冬なのにやはり春の味である。
トビウオ類の欠点は身自体にあまり味がないことだが、皮と皮直下には強いうま味と、脂のようなものが存在する。
トビウオの味は皮にあり、ともいえる。
わかりやす過ぎることを書いたので念のために、皮を引いた方が好きという人もいるので、好みの問題でしかないということも言っておきたい。
実際、皮を引いた方が身の味を味わいはじっくり楽しめる。

さて夜酒は兵庫県赤穂市の「忠臣蔵」を正一合。
あまりにもわかりやすく、あざとい名の酒だけど、味はあざとくはない。

初ハマトビウオは非常にでかかった


1月8日、八王子総合卸売センター、福泉に千葉県鴨川から春トビ(ハマトビウオ)が来ていた。
体長40cm前後と大きくて形が揃っていた。
ボクにとっては初物なので、とりあえずは1本買い。

まずは胸鰭を切り、腹鰭を抜き取る。
三枚に下ろして腹骨・血合い骨を取る。
皮付きのまま細かく切り、刻んだにんにく、ねぎと和える。
今回は軽くいただきもののシークヮーサーを振る。


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