なめたの煮つけだれでも簡単にできる編
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魚の低価格化、未利用問題の原因のひとつが伝統料理の衰退にある。
「(カレイは、)昔は飛ぶように売れたな」という魚屋が多いのは、自宅で煮つけにできる人間が多かったためだ。
「今は売れねーなー」というのは煮つけを作らなくなったせいだ。
ちなみに東京で「なめた(ババガレイ)の煮つけ」はちょっとだけ贅沢なものである。
魚屋など、ボクが「なめた」を選んでいるのを見ると贅沢だね、なんて宣う。
ボクなど米好き、ご飯好きなので頻繁に矢鱈に煮つけを作るが、やはり「なめた」の煮つけを作っていると贅沢な気分になる。
しかも今季「初なめた」でもある。
今回「なめた」を1尾丸ごとかったので我が家の二通りの煮つけを披露する。
失敗しない、もっとも簡単でしかもおいしい煮つけが作れる方法である。
まず初手は簡単で失敗しないやり方。
長々と煮たわけではなく、魚に火を通すのと、適度に粘り気のある煮汁を分けて仕上げる。
ちなみに煮染めて(魚の中心部分まで煮つける)はいない。
表面だけが煮汁で煮染まり、中は白いまま。
今回の「なめた(ババガレイ)」は非常に上質な白身で、そのまま食べてもおいしい。
刺身をつけ醤油で食べるように、煮染まっていない身を煮汁にからめて食べる。
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今回のものは真子が小さいけれど、身は真子が小さいだけにうまい。
からめてからめて飯を食らい、また飯を食らう。
米を買い足しに行かないと、ならねーなー、なんて思う。
それにしてもうまい煮つけは米を消費する。
ヌメリ、粘液だらけなので「なめた」という
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12月11日、八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に北海道釧路産の「なめた(ババガレイ)」が来ていた。
1.1㎏なので小振り、雌だけど真子は小さいといったものだ。
これから真子が大きくなってくると同時に値を上げてくる。
「なめた」というのはヌメリ、粘液の多いべとべとする魚という意味だ。
持ち帰って金だわしで鱗とぬめりを取る。
ぬめりはこれでもか、と取るべし。
鰭を成形するとキレイに上がるけど、どうしてもやらなくてはいけないとはいえない
真子以上においしいのが肝なのだ
テフロン鍋・フライパンで煮ると失敗しにくい
必須ではないが湯通しして冷水でぬめりなどを流す
冷たい内に水、調味料と切り身を入れる
あくまで自分好みに味を調える
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火をつけてわいてきたらあくをすくいながら煮汁の味見。
調味料を加えて自分好みにととのえる。
この時点では薄味だな、と思うくらいでいい。
終始やや強火で煮る。
強火で煮ながらときどき味見して調味料を加えるといい。
煮たショウガが好きなら煮るときに入れ、嫌いなら最後に絞り込む
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ショウガのせん切りを加える。
ショウガは「一緒に煮る」、「できあがりに搾り汁を回しかける」のふたつの方法がある。
ボクは煮えたショウガが好きなので「一緒に煮る」。
ショウガをぱきっときかせたかったら「できあがりに搾り汁を回しかける」がいい。
どっちも正解。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



