下北半島のサザナミダイでまーす煮

サザナミダイのまーす煮は言うに言われぬおいしさだ


青森県下北半島で揚がったサザナミダイで沖縄県の郷土料理「まーす煮(塩煮)」を作る、そんな時代なんだな、と思いながら、作る。
近年、「まーす煮」に使う酒の種類と、加えるタイミングなどをいろいろ変えてやっている。
フエフキダイ科の魚はすべて「まーす煮」にして、おいしい。
本種などその典型的なものでもある。
季節を問わずおいしいが、風味づけに使う酒の種類とその入れるタイミングは非常に重要に思えてきているのである。

ここ数ヶ月、気になっているのが泡盛である。
「まーす煮」には必ず酒を加えているが、基本は泡盛である。
昔はいろんな酒を試したが、迷った挙げ句に行き着いたのが泡盛という基本形のもの。
他の日本酒などではだめなのか?
日本酒ではうま味と微かな甘味が出るが、邪魔に思える。
うま味、甘味という魚と同じ方向性の味ではなく、異なものがほしい。
より、刺激(アルコール分)を残して置く方がいいのかも。
ちなみに黒糖焼酎、麦焼酎、ジン、ウオッカなども使ったが泡盛がいい気がしてきた。

といううことで泡盛のアルコール分が少し残るように仕上げに加えた。
極上の魚で作った「まーす煮」はおいしかった。
サザナミダイ自体に味があるのもいいが、単調さを泡盛の香りが壊してくれる。
せっかくなので泡盛を飲みながら「まーす煮」といきたいが、最近、なぜか凍頂ウーロン茶を合わせた。
2025年11月16日にテキスト化したものです。

泡盛はすべて泡盛の味


泡盛はタイ産の米を黒麹菌で糖化し、酵母でアルコール発酵させたものを蒸留したもの、らしい。
九州の麦焼酎とも芋焼酎とも違う、独特の存在感がある。
問題は泡盛と黒糖焼酎の違いはわかるが、泡盛と泡盛の違いがわからないことかも。
写真は近所のスーパーに今現在置いてある、久米島の久米仙 30度・600mlというやつ。
確か少し前までは石垣島の他のメーカーのものだったが、なめても違いがわからない。
田母神真広さん(郡山水産/福島県郡山市)、及び下北の方達に感謝します。


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