202506/23掲載
梅雨の小田原、ハシキンメ子で煮干し、で半田素麺
ハシキンメの稚魚で作っただしで素麺つゆを

小麦粉の麺のつゆは角々しい味がいい。
そばのつゆは丸みのある深みのある味がいい。
ここでは鍋にだしを入れて火をつけ沸いてきたら、みりん・塩・薄口醤油で味つけする。
塩気が買った方がつゆが角張る。
これを冷蔵庫で冷たく冷やす。
徳島県美馬郡つるぎ町、杉本手延製麺の半田素麺は、だいたい4分から5分で茹で上がる。
茹で上がったらザルに取り冷水で冷まし、流水をかけながらていねいに洗う。
そばは優しく洗い、素麺は荒々しく表面についた油を流す。
よくよく水切りをする。
夏野菜の天ぷらに、半田素麺にハシキンメで作ったつゆ

素麺だけではものたりないので、赤ツルムラサキの天ぷらをつけた。
ハシキンメの稚魚で作った煮干しは、明らかに背の青い魚とは違った味である。
ただキダイなど白身魚の煮干しよりもうま味は強く、うま味のピークがはっきりしている。
渋味はなく、利用しやすい味である。
素麺つゆもいい味わいである。
ボクは素麺をどっぷりつゆに漬け込むようにして、つゆごとすすり込むのが好きだ。
半田素麺の強いこしと、ハシキンメのしゃきっとした味が合う。
定置網の選別作業はとても大変なのだ

5月9日の神奈川県小田原魚市場、二宮定置にハシキンメの稚魚とちょっと大きめが大量に揚がっていた。
これを分けていただき、稚魚で煮干しを作る。
香川県観音寺市の魚市場で、老人から煮干しは自宅で作れるし、作っていたというのを聞いて作るようになった。
海から揚がったばかりの魚は一度真水で洗う
塩加減は渋味を感じるほど強くである
一刻も早く、また沸騰した状態にもどす
とにかく強い、沸騰させ続ける
火の通りは見て、食べてみて見極める
ザルに上げたら一刻も早く熱をとる
夏は冷蔵庫干しが基本だけど時間がかかる

風のある日,外干し
夏で、風のない日は冷蔵庫にラップをしないで入れて干す。
この日は風が強かったので12時間くらいで乾いた。
冷蔵庫だけで干すと時間がかかる。
これを冷蔵庫で仕上げ干しする。