202505/24掲載

熊野産サゴシ中骨の身の炊き込みご飯

白飯以上にうまし、サゴシの炊き込みご飯


歳を取ったためか白飯一辺倒だったのが、だんだん炊き込みご飯も好きになってきた。
炊き込みご飯は、炊き上がりに蓋を取る瞬間がいい。
炊き込みご飯は味のよさからいつも2合分たくが、炊き上がりにどれくらい食べるかで迷う。
ついつい大盛りになる。

さて、焼いたサゴシの中骨にくっついた身から、大量のおいしいが米に乗り移っていることに、一箸目から気づくはずである。
炊き込んだサゴシと、少し焦がすくらいに焼いたサゴシの身が別の味なのもいい。
ご飯がおいしいので食が進み、ときどきすだちを搾ると箸が止まらなくなる。
炊き込みご飯のよいところは、ときどきサゴシの身にあたり、大葉(青じそ)・みょうがの爽やかさに当たるところだろう。

ここに茶をそそぎかき込んでいるデブのボクを誰かが見たら、地獄絵そのものである。
やめられないし、とまならい。

サゴシ一本あれば無限の料理が作れる


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に三重県熊野市から「さごし(サワラ)」56cm・1.277kgが来ていた。非常に手頃な値段だったので買った。
いろいろ作り倒したが、まずは刺身と焼霜造りからはじめ、生に飽いたので、中骨周りの身を使って炊き込みご飯を作った。

時間をかけてじっくりていねいに焼き上げる


中骨はじっくりていねいに香ばしく焼き上げる。
身と骨を外す。
骨を一緒に炊き込んでもいいが、骨は汁のだしにする。

炊き込む中骨の身と飾る身とに分ける


炊飯の用意をして中骨周りの身半分を入れ、しょうがのせん切り、薄口醤油・酒を加えて炊く。
炊くのと蒸らすのでだいたい30分かかるので、その間に残りの身をかりかりに焼く。
炊き上がりに刻みみょうがを混ぜ込み、大葉のせん切りを散らして、かりかりに焼いた身を散らす。


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