202501/09掲載
浅草猿若町中村座跡でトンカツ定食
三ノ輪駅から猿若町までジグザクに歩いた跡の生はうまい

天保13年(1842)の江戸三座、浅草聖天町移転とか、中村勘三郎家についてとか、江戸時代の文化、食文化の完成期の書籍を読んでいる。
読むだけでは理解できないので、近ければ実際に歩いてみるのがボク流。
猿若町の中程に立って、聖天町(猿若町)が山谷堀に近いこと、新吉原にも近いこと、江戸三座、浄瑠璃などの小屋があった時代の名残はみじんも残っていないこと、などを見た。
これじゃ、お貞ちゃん(おていちゃんで、沢村貞子の貞子は「ていこ」)がひょっこり現れる、なんて想像できない。
それにしても戦前の軍部も政治家も、現在のプーチンと同じ、アホとしかいいようがない。
せっかくなのでお昼を猿若町で食べようと、酒屋のオヤジサンに教わったのが、中村座跡にある洋食『いいま』だ。
素直に開店まで待って、自分がいちばん食べたいトンカツを食べて帰ってきた。
ボクの外食や買い物はいつも、なりゆき、なのだ。
酒屋のオヤジサンと同じ、さしすせそのない人たちの会話が飛び交っているのがいい。
飲みごろ温度の生ビールがすこぶるつきにうまい。
これは三ノ輪からジグザグに5キロ近く歩いたせい、だけではないとみたが違うかな。