202412/31掲載

おおつごもり、思い思いながら「かきそば」をば

醤油炒りしたマガキで、かきそば


昨年は10月に眩暈で入院。初めて救急車に乗る。
病院でいろいろ言われて、ときどき眩暈体操などするように、と言われる。
なのに、荷が止まって魚が来ない正月前後、たまりにたまった情報を処理している最中に過呼吸と、眩暈で倒れる。

今年は11月から、長年探しに探して手に入れられなかった水産生物が洪水のように来て、長年の疑問が一気に解消する。
滋賀県では1935年前後に生まれた漁師とお別れして、時間の怖さを知る。
今年最後の旅である新潟から帰り着いて、1日10時間近く画像と情報処理をし、新潟から持ち帰ったもので料理を作っている。

去年の二の舞になりたくないので、今日おおつごもりは早々に情報処理を止めて、宮本輝の世界に入り込む。
来年、流転族(確か北上次郎の造語)にもどるべきか、否かを考える。

紅白、スポーツに無関心なボクにはおおつごもりも、正月もない。
まさに不幸な人間の典型となり、なのだ。

  *  *
写真は少し前のもので、「かきそば」である。
マガキの剥き身は大根おろしで汚れを落とし、水分を切る。
フライパンにごま油を敷き、剥き身を炒めて醤油で味つけする。
これをかけそばにのせただけのもの。
そばは山形県の小川製麺の乾麺、つゆはカツオ節出しに醤油・砂糖で味つけして追いがつおをしたもの。

このコラムに関係する種

マガキのサムネイル写真
マガキJapanese Oyster フランス語/huîtres creuse汽水域、内湾。日本全土。東アジア全域。最近ではフランス、オーストラリアなど世界中で養殖されている。フランスなどでの・・・・
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