202412/22掲載
小田原、旬のカゴカキダイで干ものを作る
ジジイには刺激強すぎのカゴカキダイ

カゴカキダイの干ものを焼いていて思う事だけど、まるでジジイ殺し脂地獄のようなのである。
干ものの表面に脂がぷわーっと染み出してくる。
これが揚げ油のように干もの全体をぶつぶちと言わせて包む。
ときどき炎が揺らぐ。
ちなみにこれが今回作ったカゴカキダイ丸干しの最後の炎だ。
おしみつつ食べる、なんて言いたいけど、最近では1尾で充分になってきた。
独特で濃厚な脂の味と風味、上質な身の甘さとでジジイはイチコロなのである。
ビールではなく凍頂烏龍茶というのが情けないけど、それにしても脳みそにまでうまいが行き渡る。
ちなみに、まとまってとれることの少ない魚なので、干ものは自作に限る。