202412/22掲載

小田原、旬のカゴカキダイで干ものを作る

ジジイには刺激強すぎのカゴカキダイ


カゴカキダイの干ものを焼いていて思う事だけど、まるでジジイ殺し脂地獄のようなのである。
干ものの表面に脂がぷわーっと染み出してくる。
これが揚げ油のように干もの全体をぶつぶちと言わせて包む。
ときどき炎が揺らぐ。

ちなみにこれが今回作ったカゴカキダイ丸干しの最後の炎だ。
おしみつつ食べる、なんて言いたいけど、最近では1尾で充分になってきた。
独特で濃厚な脂の味と風味、上質な身の甘さとでジジイはイチコロなのである。
ビールではなく凍頂烏龍茶というのが情けないけど、それにしても脳みそにまでうまいが行き渡る。

ちなみに、まとまってとれることの少ない魚なので、干ものは自作に限る。

干もの作りはとても簡単なので自作すべし


2024年12月16日の神奈川県小田原市、小田原魚市場、カゴカキダイが多かった。二宮定置でもかなりまとまった水揚げがあり、少し分けていただく。
いろいろ作ったが大方は干ものにした。今や珍しいものではなくなっている、丸干しである。
水洗いして頭部を面倒くさいので落とす。
強い塩水を作って10分ほど漬け込んで水分を切る。
これを丸一日風通しのいいところで干す。
分けていただいた二宮定置のみなさんに感謝!

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カゴカキダイのサムネイル写真
カゴカキダイStripey 柴魚、斑馬、條紋蝶、花身婆(臺東)、米統仔(澎湖)、花身婆(澎湖)、苦湳盤仔(澎湖) 海水魚。浅い岩礁域。青森県〜九州南岸の太平洋沿岸、[鹿児島県種子島]、瀬戸内海伊予灘、幼魚のみは大阪湾、琉球列島[沖縄・・・・
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