蛸さんのスルメイカ船上干しでいっぱいやっか
一度やりたい船上干し
スルメイカの沖干し焼き
近所の鮹さんに船上干しをいただいた。今じゃ貴重なスルメイカで作ったもので、その点からしてうれしい。
船上干しとは、釣れたスルメイカをその場で裂いて、海水で洗って船にヒモを張って干し上げたものだ。「沖干し」ともいう。
船上干しには憧れていた。イカ釣りが苦手なボクは一度も船上で干す、なんてことをやったことがない。イカ釣りのメッカ、静岡県網代から出てサバ(ゴマサバ)しか釣れなかったことすらある。だから、なにげに蛸さんやるじゃん、なんて思った次第だ。
船上干しのいいところはただでさえ風のある海上で、しかも船が移動するたびにヒラヒラと急速に乾くことにある。
坊主のボクは船上でシンシビーと乾いていくのを見ているだけで、よだれがびちょびちょ垂らしたものである。
いただいてすぐに冷凍保存していたのを、深夜仕事をしながら解凍する(といっても温度の高いハードディスクの真横に置くだけ)。後は焼くだけだ。
十年くらいまでにはマヨたっぷりつけながら食べたが、今は素っきりそのまま食べる。
スルメイカくらい味のあるイカはない。特に皮がやたらにうまい。
寝酒に菊正宗樽酒を正五勺。
蛸さんありがとう。こんどはもっとちょうだいね。