キハダのオレンジ煮は懐かしい味
古くて懐かしい、オレンジ煮はおかずそのもの
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ボクが物心ついた頃、我が家にはテレビがあった。
親戚の家に行くと様々な雑誌が読めた。
「うたのえほん」や「ブーフーウー」よりも「今日の料理」が好きだったし、絵本よりも「暮しの手帖」を眺めるのが好きだった。
要するに人間じみたものが好きな子供だったのだ。
現在、古い「暮しの手帖」が手許にないのではっきりしないが、オレンジ(温州みかんなども)を使った料理は、かなり昔(1970年代半ば)のナンバーに掲載されていたはずだ。
当時、オレンジは非常に珍しかったので、遠い都会の料理だなと思ったものだが、都内に住みようになったら、普通に売られているではないか。
肉料理に使ってみたり、メルルーサ(主に南半球にいるタラの仲間)に使ってみたりと馴染み深いものとなる。
今回、脂がのった超お買い得のキハダマグロをトルコ産オレンジ(?)タンゴを使って煮てみた。
要するに魚とオレンジを一緒に煮ただけのものだ。
我がサイトは基本的な料理を網羅してから、アレンジを加えた料理も追加しているが、今回の煮つけは、アレンジ料理である。
さて、醤油に甘味はみりんとタンゴオレンジだけで煮たら、あっさりしているのに甘味がやけに強く感じられるのはオレンジの酸味のせいだ。
煮えたキハダマグロがやけにご飯に合う。
優しい味で砂糖甘いのではなく柑橘類甘いのである。
キハダマグロを口に放り込んでご飯を食べ、ときどき煮えたオレンジを食べると際限がない。
300円と少しという格安値段なのに、今回のキハダマグロは腹の部分らしく脂があり煮ても硬く締まらなかった。
箸を入れると繊維に沿ってほぐれるのがこれまたいい。
ご飯は控えめに5勺だけ。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



