めんめの湯煮にソースをかける?

湯煮にソースは本式でも正式でもない、醤油の方が多いと思う


最近、多い問い合わせに、北海道では「めんめ(キチジ)の湯煮にソースを使うのが本式ですか?」というのがある。
念のために「湯煮」は北海道道東、根室以外では使ってはいけない。
連発するのもよくない。
これを無闇に使うと同じ料理法の地域での料理名が消失しかねない。
ということでいちいち返信するのは面倒なのでページを作る。

この道東からオホーツク海にかけての郷土料理の食べ方は、聞取の限りではほとんどが「煮湯」には醤油で、ソースをかける人もいる、というものだった。
もっと聞取人数を増やせばどっちが多くなるかわからないが、例えば塩で食べてもいいし、酢醤油で食べてもいい。
なぜ、ウスターソースをかける人が出て来たのか? それは日常的なありふれた料理で飽きが出てくるからだ。
例えば北海道羅臼などでは刺網に混ざるだけで売れない魚だったので、毎日のように食卓に出て来た。
醤油ばかりでは飽きるのは当然だろう。

個人的には、ソースもいやではないが、好きではない。
取り皿にソースがいいとは思うが、写真はわかりやすくするために盛り付けた皿に直にソースをかけてある。
食べ方に本式とか正式とかいうのは存在しないということも知るべきだ。

七味唐辛子を振るとやけにおいしい


ちなみにボクは大根おろしと醤油が好きだ。
また羅臼で教わった七味唐辛子を振るというのも好きである。
ちなみに羅臼でも小皿に醤油だった。

生物にすら正式な名は存在しない


世の中にはとっても愚かな、バカげたことを言う人がいっぱいいる。
この世に「正式な」とか「本式な」とか「正しい」とかいうものはない。
例えば戦争を起こすのは犯罪だし、愚かなことだし、人を傷つけるも正しい行いではない。
本当に危険であったり、禍害的であったりすること以外は自由な方がいい。
この言語達は「●●でない」と排除するための道具(兵器)に近い。
むしろ優れた人の多いLGBTを愚かにも差別したり、排除することと同じである
これらを使う人は詐欺師の類いにさえ思える。
標準和名を正しい名とするのも間違い。
国内だけで便宜的に使う名でしかないからだ。
標準和名キチジは「めんめ」でも「きんき」でも、その地域の呼び名で呼べばいい。

テレビは食文化というか在来の文化にとってとても危険な存在だ


この「めんめ(キチジ)の湯煮にソースを使う」というのを広めたのは誰か?
知っているけど名指しにはしない。
ただ、「徳島県の人は甘く煮た豆をちらしずしに乗せるんですね」とボクに聞いてきたのも、このグループである。
徳島県の一部では煮豆を乗せるが、乗せないところもあるというのが実情である。
ボクの徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)の家では乗せなかった。
親戚でも乗せているのは美馬町(現美馬市)の1軒だけで、他の親戚はのせなかった。
むしろチリメン・里芋混ぜの方が多い。
この尻馬に乗って、あっちこっちの直売所のちらしずしに煮豆が乗るように変化してきている。
これなどブラックバスの放流以上に悪質だけど、この業界のDは予め物語りを考えてロケに向かう。
「めんめの湯煮にソース」など面白いから、大げさにとりあげる。
徳島県人総てガ「甘く煮た豆をちらしずしに乗せている」ほうが面白いので、そのように演出する。
これは言うなればこの業界人の習性のようなものだから、止めようにも止められない。
マスコミは信じるな、ということだ。


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