3月も終わりの、「鯛子煮」
天然のマダイの真子は大小がある

3月も終わり近く、豊洲場内『宇田川』で見つけた「鯛子(マダイの子)」は、鹿児島県田中水産さんからきたものだった。
大小ありの天然ものである。
マダイの産卵期は南ほど早く北では遅い。
青森県などでは6月でも生殖巣が膨らんでいるのがいる。
真子の旬は、その土地土地で違うが、ボクは3月になると食べたくなる。
春の味では、4月になれば、とか思うと体がむずむずして少し切なくなる。
気象庁の春は5月までだけど、最近は5月も後半になると初夏の陽気になる。
春を感じないと、春らしいものを食べないととあせる。
子供の頃は白子嫌い、真子好きだった

真子は煮ても味に春らしさはないものの、春だけのご馳走ではある。
このほくほくと甘い味はマダイの卵粒が程よい大きさで、あまり成熟が進んでいないためだ。
ここ数年、豊洲では白子ばかりを買っていたけど、この優しい味わいの真子もいいものである。
なんとなくだけど、ボクとしては酒の肴ではなく、飯の友だ。
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