3月22日 福井県越前町の中ヤリ
桜の季節のヤリイカ

八王子綜合協同卸売組合 マル幸に福井県越前町産ヤリイカが来ていた。外套長25cmと微妙な大きさである。見た目は槍々しているので雄に見える、けど小さい。子持ちと書いていないので雄だろうと思いながら買ってみる。
ヤリイカは大の好物でもあるし、雄雌関係なく食べたかっただけでもある。
ここ数年、ヤリイカは3月に入荷のピークを迎えている気がする。
兵庫県但馬、日本海に面した余部の定置にもたくさんヤリイカが入網していた。まだ白いヤリイカをそのまま刺身で食べたらうまかろうと思ったり、雄雌微妙な大きさだけど、雄が多そうだと思ったりしたのだ。
よしなしごと満々、体調も決していいとはいえないとき、ぬるい気温に近所の桜は満開になろうとしている。この時季は、毎年おいてけぼりをくっている気がして、心がわさわさする。
帰宅して身を開いたらやはり雄であった。成熟度は低く、産卵はまだまだ先だろう。ていねいに水分を拭き取って保存する。
ウドの芽とのかき揚げ

最近、窓をあけると花の香りがする。やさぐれボクには縁がない香りだが、夕暮れ時はさびしそう♪ 鼻歌交じりにコップいっぱいだけ酒を飲むのがここ数日の楽しみなのだ。
肴はヤリイカの刺身のつもりが、気がついたらとうに9時を回っていた。ラジオもテレビもないので読書中の三好氏の書籍をめくりながら酒2合。
肴はヤリイカのげそと刺身の切り落としのかき揚げ、そして刺身だ。
かき揚げには栽培もののウドの芽を合わせたが、たまには野行といきたいものだ。