高知県大月町、脳みそが欲しがる「羊羹巻」

ボクは庶民的な下世話な菓子が好きだ。
もちろんおしゃれなものもいいし、京都滋賀などにあるツンと取り澄ましたような菓子だって嫌いじゃない。
でもそのような見た目のいい菓子というものを見つけても、脳みそからいきなり手が出るほど食いたいか、というとそうでもない。
今回、「道の駅 大月 ふれあいパーク」で見つけた有田有為堂製菓「羊羹巻」なんざー、気がつかない内に手に持っていた。
心と体が同時に欲しがったためで、本能買いという。
日本中に「羊羹巻(ようかんまき)」があり、いろんな形や生地のものがあるが、カステラ生地がいちばんボク好みだ。
あまりにも好きなタイプなので、そーっと見るだけにしてもよかったけど、おいしそうな磁石に引っ張られて口に放り込んでいた。
荒いカステラ生地のパサっとしたところに甘さ控えめ、柔らかめの桜色の羊羹がくる。
また、大月町に行けたら、買ってしまう、だろうな。
羊羹は決して本格的なものではなく、子供口のボクの心をトントンとたたくような味だ。
有田有為堂製菓 〒788-0302 高知県幡多郡大月町弘見2108−1