2025年秋 高知旅日記2 
室戸市推名漁港で水揚げをみて、話を聞く

正面は太平洋の大海原なのだ


5時過ぎに高知県水産振興課、濵町諒介さんが迎えに来てくれた。
室戸岬の東側に向かう。

高知県室戸市の大敷網でいちばん北にある推名漁港に到着する。
徳島県阿南市椿泊から、高知県東洋町、そして室戸市と一直線に太平洋に面している。
930年・931年に紀貫之が海賊の来襲に怯えながら北上したところでもある。
推名漁港を訪うと推名大敷組合組合長・橋本健さんが迎えてくれた。
大敷網が上げられるかどうか双眼鏡でのぞいている。
推名、三津、高岡と大敷網が並んでいる。
推名漁港から南に、室戸岬東側の全大敷網が総て見ることが出来る。

帰港時間も押しに押して、なかなか水揚げが始まらない


この日は久しぶりの網上げだったようだ。
小ゴマサバが大量に入り、網上げに手間取り、後の予定から最後まで水揚げを見ることが出来なかった。
これは三津でも高岡でも同様だったようだ。

これだけサバだらけだと、選別するにも膨大な時間がかかる


ものすごい量の小振りのゴマサバで2艘の船倉は満ちている。
上げても上げても終わらない。

ゴマサバをかき分けて気になる物をメモする


ほんの一部だけだが、水揚げされた魚を挙げる。
ブリ、チダイ、ムツ、マイワシ、クロシビカマス、メアジ、オアカムロの幼魚、ウスバハギ、マルアジ、クマササハナムロ、ハチビキ、マダイ、クサヤモロ、カワハギ、カイワリ、クロアナゴ?、不明のトビウオ、カゴカキダイ、ホウボウ、タチウオなどなど。
その場で同定できなかったトビウオではあったが、旅の始めでさすがに持ち帰れなかった。


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