コラム

新川漁港活性化協議会のアドバイザーは面白い

今回、観察した波打ち際は生き物のゆりかご


アドバイザーなどという大層なことをやらかす人間ではないので、あくまでもお手伝いだ。
前回、新川漁港活性化協議会の打ち合わせをしているとき新川漁港周辺と新潟市民との接点を探す話となる。
新川漁港は釣りのメッカであって、様々な釣りができる。
でも釣りというだけではちっとも面白くない。
そこでぽかりとボクの脳みそに浮かんだのが、新川漁港隣の五十嵐浜での生き物とのふれあいである。

余談になるが、新川漁港、五十嵐浜の漁師さんは、皆実にユニークで、ある意味、自然相手に遊ぶのが好きだ。
ボクもその方面では人後に落ちない。
漁港内だけではなく、過去に地引き網での成功例があるが、ちょっと大がかりになる。
もっと原始的、体当たりで遊ぼうぜ! となる。
遊びながら学ぶのが真の学びだ、というのがボクの信念でもある。

大人が我を忘れるくらいだから、子供はもっともっと楽しいと思う


波打ち際で遊べないか、と漁師で海遊びの猛者の中の猛者島谷さんに相談してみた。
波打ち際=ナミノコガイ(実際にはフジノハナガイがいた)を始め多種類の軟体類・キンセンガニを初めとする多種類の甲殻類・多様な稚魚や魚の若い個体。
などなど話していると総て揃っているようだった。
島谷さんとトントン拍子で話がすすむ。
実際に汀を探ってみると予想外に多様な生物がいた。
それを同定して、説明するなんて簡単至極、お茶の子さいさいなのだ。

ここで画期的だったのは新潟市農村整備・水産振興課の佐藤克彦さんの対応が早かったことだ。
今回の【新川漁港活性化協議会】海の生き物観察会は、イベント嫌いのボクをして楽しめたし、どうみても大盛況であった。
お金もあまりかかりはしなかっただろう。
行政とはスピードではないかな、と思った次第。


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