2025年秋、新潟旅日記05 新潟市内野町へ
こんな酒屋のわざによさを感じる年頃なのだ

2025年秋、新潟旅日記05 新潟市内野町へ
昼過ぎ上越市を後にして、新潟市西区内野町に向かう。
内野町に入って気がついた。
1980年前後、おんぼろシビックで日本各地を走っていた頃、不幸に不幸が重なってたどり着いたのが内野駅だ。
海岸線を、車を走らせていて砂浜にエゴノリ取りの人たちに会って話をしている内に、大間違いをやらかせていることに気がついた。
地図を見て道を左折、にぎやかな街に入って、とそれが内野町だったことになる。
にぎやかだった記憶しかないが、今や人影まばらとなっている。
くるりと街を回って、『やしち酒店』で内野町の酒を買う。
この店、酒屋らしく清潔で無駄な飾りがないのがいい。
酒の扱いもていねいと見た。
内野町には4軒酒蔵があったが、能登半島地震で2軒が廃業を余儀なくされている。
新潟県でも新潟市周辺の街は潟(沼や湖)の上に出来ている。
地震によわい地域なのである。
ここで樋木酒造の鶴友、塩川酒造の越の関を買う。
その土地に行ったらその土地の酒を買うのが、ボク流なのである。
この2つの酒蔵の酒はともにボク好みでもあった。
新潟の酒がずらりと並んでいる
いいパン屋が残っていることに奇跡を感じる

歩いても、歩いても、どこまで行っても静かな街であるが、パン屋を発見。
なんだか今風の名前、ブーランジェ・ヨネヤマだけど、中は決して今どきではない。
ここで翌日の朝ご飯を買う。
和菓子屋を探し歩いて行き着いたのが『にしむらや本店』である。餅系を買うわけにも行かないし、時間が時間なので名物だという白波饅頭を1個だけ。
上品な黄身あんでいいお味なのだ