ビンナガマグロはバヌアツ産

軽い味で脂は少なめだけど、結構いける味


近所のスーパーの魚売り場は定期的に見て回っている。
ボクは水産生物の一般性を調べているので、これをやらないわけにはいかない。
今や水産物の「一般を感じられるもの」はスーパーにしかない。

売り場で唄を唄っている人がいた。
「マグロはマグロ〜♪」
もちろん聞き耳を立てているので聞けたというくらいの小声で。
ふたりの会話はあっちのマグロはこっちの半分の大きさでほぼ1000円、こっちは半額で大きさは2倍、「同じマグロなら、これでいいわ」ということらしい。
ボクのお目当てもビンナガで、国内で豊漁と聞いたから来た。
残念ながら宮城県産も和歌山県産もなかった。

3軒のスーパーをまわり、2軒にビンナガがあった。
こちらのスーパーの産地はバヌアツで、もう一軒は太平洋産だった。
せっかく鼻歌を盗み聞きしたので一冊買った。
なにしろあっちの本マグロ解凍の2分の1の値段は大きい。

ビンナガマグロは脂こそのっていないものの、酸味がほどよく、味がある。
ボクはマグロなどなんでもいい派かも知れない。

安くておいしくて、その上ツナ缶にもなる


ビンナガマグロは「びんちょう」とか「とんぼ」と呼ばれることが多い。
標準和名が正しい名というのは間違いなので、気に入った名で呼ぶといい。
世界中の熱帯〜温帯域を回遊している。
鮮魚としても流通するがツナ缶の原料でもある。


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