三浦半島東京湾のマアジの刺身に時季到来を感ず
アジの語源は味だなんて、絶対ありえないことを言いたくなる

今年に入って最高のマアジだと思う。
予想していたことだけど、最初の一切れを食べて、予想以上だった。
正確に言えることは、東京湾だけではなく、日本全国、マアジの季節到来である。
鮮度が非常にいいのに切りつけた身が柔らかいのは、当たり前だけど脂が身に混在しているからだ。
ちなみにマアジでも脂べっとりといったものがあるが、個人的には身にほどよく混在するのが好きだ。
今回はしょうが醤油で素直に食べたが、困ったおいしさだった。
これにて、頂きものの、菊正宗樽酒を正一合。
こなから、は遠し。
東京湾がくびれるあたりにいるマアジは名物なのだ

話のついでに、関東では神奈川県横須賀市、東京湾側のマアジは人気が高い。観音崎よりも北の猿島・第三海堡、南に下って下浦・金田湾もの、と関東の市場では地域・海域名で呼ばれることが多い。
今回の固体は大きいので第三海堡あたりのものだろう。
昔々、同じく横須賀市走水から出て、このあたりで毎週のように仕掛けを下ろしたものである。
今回の体長30cmなんて、この海域では小物である。
第三海堡あたりでは超大物が揚がる。
懐かしさも大あり、の横須賀東京湾のマアジであった。