冬枯れの、時季のワラサのかき揚げ素麺
太めの半田素麺は温かくしてもうまい。そこにワラサのかき揚げ

ワラサ,かき揚げ,素麺
ワラサ(ブリの体長60cm〜80cmくらい)の身は高温でかりっと揚げるととても香ばしい。
油で揚げることで、脂のなさも補えて余りある。
かき揚げとして食べても絶品であるが、薄ら寒い日には温かい素麺が素敵である。
安い魚は揚げる、ソテーするなど臨機応変に使ってこそ生きる。
ちなみに一ぱいでもの足りなくて、二はい食べたが、カロリー的にはセーフだと考えている。
いちばん安いワラサで温かい半田素麺を作る

2025年2月7日に、八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で福岡県産体長68cm・4.4kgのワラサを買ってから、ずーっと日々のおかず作りに励んでいる。
財布の軽い我が家にも優しい、歩留まりを考えると当日いちばん安いのがワラサだ。
加うるに、我がサイトの目指すところは漁獲されたものを捨てることなく、有効に使う、である。
それがいちばん地球に優しく、温暖化を防止するにも重要なのだ。
ワラサはおいしい割りに値段が安く、漁師さんなどにとっても歓迎されない魚なのである。
これを漁師さんにとって、とってうれしい魚に変えたい、と思っている。
さて、ボクの故郷、徳島県美馬郡つるぎ町半田、半田素麺を作っている杉本製麺から、素麺一箱がやってきた。
ちょうど平子煮干し(平子煮干しを割り、昆布と一緒に鍋に入れて1日寝かせて、少し温めたもの。これが)でとっただしがある。
だしを煮立ててみりん・塩・薄口醤油で素麺のかけつゆを作る。
かき揚げは種を切って合わせるところから始める

ワラサは小さめのサイコロ状に切り、このとき冷蔵庫にあったつぼみ菜・にんじんを刻んで合わせて、振り塩をする。
種はこの段階で合わせると、均等に混ざり合う。
ワラサは刺身にしたときの切り落とし、血合いの部分などを使うといい。