なれずし探し近江の旅10 10月7日
福井県小浜市直売所の弁当がうますぎて泣けた
大盛りもりもりでもりだくさんなのがとてもいい

この日は朝日が昇るのを見ながら琵琶湖湖畔で魚すくいをした。細かな泥っぽい砂地に足を取られてたいへんだった。
魚すくいは夢中になりがちなので、空腹感も、疲れも、やっているときは感じない。
気がついたらバカ長が脱げないくらい疲れていた。
甘いものが欲しくなったので朝ご飯に柿一つ。
ボクの旅はいつもどろんこで、這いつくばって、食い物もギリギリなのだ。
滋賀県今津から福島県小浜についたら10時前だった。
どこか食堂を探そうとして、腹の虫が大騒ぎしたので諦めた。
くどいようだが、ボクの旅は愛のない、悲しみと諦めの旅でもある。
小浜市にあった直売所、若狭ふれあい市場で、地元食材を大量買いし、ついでに弁当を買う。
いちばんもりもりのやつを選ぶ。
車の中を温かくして、飢えに耐えながら前日の足の傷をウエットティッシュでキレイにし、絆創膏を替える。
最近、傷の治りが遅い。これは年のせいかしら、と思う。
手も傷も足回りも清潔に、ある意味、明窓浄机して、といった感じで弁当を食らう。
温かい烏龍茶で口の中を湿らせ、一気に食らう唐揚げ大盛り弁当がうまい。
腹が減っているときの一口に涙がぽろりしそうになる。
竜田揚げのしょうゆ味がおいしいし、かりっと揚がっているのもいい。
おかずがどれもうまいし、ご飯がうまいのは福井米を使っているせいか。
若狭ふれあい市場にまた来ることがあったら、また弁当を買うだろう。
そして発見があった。
兵庫県は定食・弁当にみかんがつく比率が高いと思っている。ひょっとしたら福井県もそうではないか?
こんなことを考えてしまうから旅は疲れてしまう。