マフノリ

Scientific Name / Gloiopeltis tenax (Turner) Decaisne 1842

代表的な呼び名フノリ

マフノリの形態写真

15cm前後になる。細長く枝分かれして伸びる。フクロフノリほど顕著ではないが袋状になる。
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15cm前後になる。細長く枝分かれして伸びる。フクロフノリほど顕著ではないが袋状になる。15cm前後になる。細長く枝分かれして伸びる。フクロフノリほど顕著ではないが袋状になる。
    • 物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★
      一般的(流通量は普通)
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    植物界紅藻植物門紅藻綱真性紅藻亜綱スギノリ目フノリ科フノリ属

    外国名

    学名

    Gloiopeltis tenax (Turner) Decaisne 1842

    漢字・学名由来

    漢字 布海苔、布糊 Standard Japanese name / Mafunori
    由来・語源 「真布海苔」は布海苔の中でももっとも価値のある。製品化するときに優秀、もっとも適したものという意味。布海苔は洗い張り(布・反物を洗う)のとき使われたため。
    また、洗髪、のりとして使われていた。陶芸などにも使われ、工芸の世界でも欠かせないものとなっている。

    布糊 マフノリ、フクロフノリは晒して板状にすき、乾かして流通した。古くは煮溶かして、洗い張り、洗髪、染め物などに利用されていたもの。需要が高かったときは日本全国の雑貨店、荒物店などで乾製品が売られていた。今、「伊勢布糊」がなんとか残っている。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。潮間帯中部の岩の上。
    [北海道太平洋側]、太平洋岸〜南部。九州、西南諸島。

    生態

    基本情報

    フノリにはマフノリとフクロフノリがある。同じ場所に生えていることもあり、区別が難しい。
    同じような利用法で干して乾物になり、生のまま流通することもある。
    乾物や
    とても味がよく食感が面白いので人気がある。

    水産基本情報

    市場での評価 乾物として流通。特殊なもので、高値。
    漁法 採取
    産地

    選び方

    硬く強く乾燥しているもの。赤が濃いもの。

    味わい

    生はほとんど出回らない。
    乾物として流通。
    熱を通すと赤味が強くなり糊状になる。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    マフノリの料理・レシピ・食べ方/煮る(ゆでる、佃煮)、汁(吸物、みそ汁)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    目録などの協力・参考/鈴木雅大さん(鹿児島大学)
    『標準原色図鑑 海藻』(千原光雄 保育社)
  • 主食材として「マフノリ」を使用したレシピ一覧

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