ホソオビヤクシマイワシ

Scientific Name / Atherinomorus pinguis (Lacepède, 1803)

ホソオビヤクシマイワシの形態写真

体長13cm前後になる。ヤクシマイワシと比べるとやや細身で通奥部の帯が狭い。

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    棘鰭上目スメグマモルフ系トウゴロウイワシ亜系トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ヤクシマイワシ属

    外国名

    学名

    Atherinomorus pinguis (Lacepède, 1803)

    漢字・学名由来

    漢字 細屋久島鰯
    由来・語源 由来などは不明。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。沿岸浅い場所〜河川河口域。
    大分県、宮崎県、与論島、沖縄島、八重山諸島。台湾、膨湖諸島、香港、タイランド湾、インドネシア、リザード島、スリランカ、アンダマン海、紅海をのぞく西インド洋。

    生態

    基本情報

    宮崎県南部以南に多い。
    宮崎県日南市油津でヤクシマイワシとともにツボンボ。
    とれたら干して、焼いて食べるのだという。
    珍魚度 珍魚ではないが手に入れるのは至難。九州南部以南で探すしかない。

    水産基本情報

    市場での評価 産地周辺でのみ食べられ、売り買いされてる模様。
    漁法 定置網
    産地 宮崎県、鹿児島県

    選び方

    腹などを触って硬いもの。針のあるもの。黄銀色の帯がはっきりしているもの。

    味わい

    旬は春から初夏ではないかと思う。
    鱗は非常に硬く、皮は薄い。
    透明感のある白身。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    料理法 焼く
    焼く◆宮崎県南部では軽く干して焼いて食べているとのこと。短時間立て塩に漬け込んで、焼いて食べてみた。鱗が煩わしいが、この体表部に独特の風味があり、なかなかうまい。
    身離れがよく、鱗が気になるが皮に風味がある。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/ねこや商店(宮崎県日南市油津)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ホソオビヤクシマイワシ」を使用したレシピ一覧

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