20cm SL前後になる。透明感のある体で細長い。腹部に2本の発光器がある。臀鰭軟条は40-45。[22cm TL ・13g]
フタスジナメハダカの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★
美味
分類
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正新骨下区円鱗上目ヒメ目ミズウオ亜目ハダカエソ科ハダカエソ属外国名
学名
Lestrolepis nigroventralis Ho, Tsai & Li 2019漢字・学名由来
漢字/二筋滑裸 Futasujinamehadaka
由来・語源/近縁種の「滑裸(ナメハダカ)」は松原喜代松の命名。二筋は長細い発光器が縦に
列腹に平行に並んでいるため。
〈ハダカイワシ目ハダカエソ科ハダカエソ属フタスジナメハダカ(新称)〉『スリナム・ギア沖の魚類』(国立研究開発法人 水産研究・教育機構 開発調査センター)
Lestrolepis intermedia (Poey, 1868)→Lestrolepis nigroventralis Ho, Tsai & Li 2019地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深35-1320m。
青森県〜房総半島の太平洋沿岸、相模湾、東シナ海北部。
南シナ海、ニューカレドニア、オアフ島、西太平洋、メキシコ湾、カリブ海、バハマ諸島、南アフリカのアガラス島。生態
ー基本情報
三浦半島を始め相模湾の定置、駿河湾のサクラエビ漁ではしばしば見られる。ときにまとまって取れることもあるようだが、利用はされていない。
希に水揚げされるものなので食用とされていない。水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/定置網、底曳き網
産地/神奈川県選び方
透明感のあるもの。触って張りのあるもの。味わい
旬は不明。
鱗はなく、透明な体をしているが身(筋肉)はしっかりしている。皮は感じられないくらいで骨はとても柔らかい。あえていうと白身で熱を通しても硬くはならないが縮む。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
フタスジナメハダカの料理・レシピ・食べ方/揚げる(唐揚げ)、煮る(釜揚げ)、焼く(干もの)クリックで閉じます
フタスジナメハダカの唐揚げ 発光器と内臓を頭ごと取り去って水洗いする。水分をよくきり、軽く振り塩をする。少し寝かせて再び水分をとる。片栗粉をまぶしてじっくりと二度揚げにする。骨が柔らかいので二度揚げの必要がないかも知れない。表面はさくさくし、身は適度にしまって味がある。非常にうまい。
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/『海鮮市場 マルモト』(神奈川県伊勢原市 ■https://www.0-to.com/)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『平塚市虹ケ浜海岸に打ち上げられたシロナメハダカ 2003』(山田和彦・永井紀行)