37cm TL 前後になる。背鰭は1。吻は尖らず直線的。頭部眼の左右に重箱式に重なる多角形の発電器官がある。柔らかく全体にぶよぶよしており。腹鰭は体盤下から始まる。背鰭は1基。眼は突出し噴水口周囲も隆起する。[85mm TL・13g]
シビレエイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★
まずくはない
分類
動物界脊索動物門顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目シビレエイ目シビレエイ科シビレエイ属外国名
学名
Narke japonica (Temminck & Schlegel,1850)漢字・学名由来
漢字 痺鱏、痺鱝 Shibireei
由来・語源
〈東京附近でシビレエイと云う。体幹にある發電器から電気を發する爲にシビレエイ又は時として電気エイと云う。〉『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
ネムリシビレエイ(Crassinarke dormitor Takagi, 1951)は本種の新参和名となり消滅。
シーボルト、日本動物誌/ファウナ・ヤポニカ(Fauna Japonica ) フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトとその後継者、ハインリヒ・ビュルゲルなどが標本を持ち帰り、川原慶賀(江戸時代の長崎の絵師)が図を書いたもののひとつ。オランダライデン王立自然史博物館のシュレーゲルとテミンクが記載。Temminck
コンラート・ヤコブ・テミンク Coenraad Jacob Temminck(1778-1858 オランダ) シュレーゲルとともにシーボルトの持ち帰った脊椎動物を整理、記載。『Fauna Japonica』(日本動物誌)を執筆。
Schlegel
ヘルマン・シュレーゲル(Hermann Schlegel 1804-1884年)はドイツの動物学者。テミングとともにシーボルトの持ち帰った脊椎動物を整理、記載。『Fauna Japonica』(日本動物誌)を執筆。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深155mまでの砂底。
若狭湾〜九州南岸の日本海・東シナ海、福島県〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海。東シナ海の大陸棚域、朝鮮半島南岸、台湾、江蘇省〜広東省の中国沿岸。生態
基本情報
若狭湾・福島県以南に生息している。刺し網や定置網、底曳き網に混ざる困りもの。まれに競りにかけられて産地周辺で売られていることがある。味は臭味がないもののうま味もないので、食用として認知されない可能性が高い。
珍魚度水産基本情報
市場での評価/ほぼ廃棄されている。まれに他の魚と一緒に競りにかかる。
漁法/定置網、底曳き網
産地/鹿児島県、静岡県選び方
触って張りのあるもの。味わい
ー栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/協力/小林大二さん(横浜中央市場・ムラマツ) 山根絵美さん(めし家やまや ■https://yamaya-suisan.com/meshiya_yamaya/)、さんの水産(■https://www.sanno-suisan.com/)
『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『魚類学』(矢部衛、桑村哲生、都木靖彰 恒星社厚生閣 2017)