イワシクジラ

Scientific Name / Balaenoptera borealis

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    • 物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★
      一般的(流通量は普通)
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    脊椎動物門ほ乳綱鯨目鬚鯨亜目ナガスクジラ科ナガスクジラ属

    外国名

    Sei whale
    言語英名 

    学名

    Balaenoptera borealis

    漢字・学名由来

    漢字 鰯鯨
    由来・語源
    ■ イワシの群れと一緒にいることが多い。
    ■ イワシを大量に食べるから。
    ■ このクジラが見られるとイワシがとれだすから。

    地方名・市場名

    生息域

    世界中の温帯海域。

    生態

    2,3頭の群れで回遊。
    小型の甲殻類、魚などをエサとする。
    鯨付群といってカツオはイワシクジラについて回遊していることがある。

    基本情報

    大型のヒゲクジラ。
    国際捕鯨委員会の対象となっており、商業捕鯨はモラトリアムに入っている。
    ただし調査捕鯨で少ないながらとっており、これが食用となっている。
    大型なのでもっとも美味とされる尾の部分の脂のある肉がとれる。
    生肉、加工品ともに非常に高価。

    水産基本情報

    水産物としての重要度/★★★★重要水産物
    市場での評価 IWC(国際捕鯨委員会)が1982年に決議した無期限捕鯨中止以来、市場などで見かける鬚鯨はイワシクジラ、ニタリクジラ、ミンククジラの3種。イワシクジラ、ニタリクジラからは尾の身がとれるので、非常に高価なものとなっている。
    漁法 捕鯨
    主な産地 北部太平洋

    選び方

    味わい

    尾の身、赤身、鹿の子、本皮、さえずりなど部分ごとに味が違う。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    料理法 刺身、フライ、ステーキ、鍋(はりはり鍋)、おでん
    尾の身は柔らかく、しかも適度に脂が持つ甘み、そして旨みがあって絶品。
    赤身もミンククジラなどよりも美味である。
    赤身をフライやステークにもできる。
    鹿の子は顎を包んでいる肉で、赤身と脂身が入り交じっている。
    さえずり(舌)のゆでこぼしたものを、おでんにしてもいい。
    本皮は煮込み、刺身、炊き込みご飯となる。
    尾の身。非常に高価だが、それだけに美味。柔らかく、煮ても硬くならない。クジラらしい旨さと、脂の甘さが感じられる。
    非常に弾力にとみ。なかなかかみ切れない。かむほどに旨みと脂の甘みがしみ出してくる。熱を加えると硬くなる。

    好んで食べる地域・名物料理

    関西、北九州

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『クジラと日本人』(小松正之 青春出版社)、『新版 水産動物学』(谷田専治 恒星社厚生閣)、『日本の哺乳類』(小宮輝之 学研)、『雲の上 二』(北九州市)
  • 主食材として「イワシクジラ」を使用したレシピ一覧

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