アカメ(Japanese lates)

Scientific Name / Lates japonicus Katayama & Taki, 1984

アカメの形態写真

体長1.5m前後になる。全体からすると頭部が異様に小さい。

  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★

    知っていたら通人級

    ★★

    地域的、嗜好品的なもの

    ★★★

    美味
    分類
    硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アカメ科アカメ属
    外国名
    Japanese lates
    学名
    Lates japonicus Katayama & Taki, 1984
    漢字・学名由来
    漢字 赤眼
    由来・語源 高知県での呼び名。眼が赤いから。
    地方名・市場名 [?]
    ミノウオ
    参考文献 場所高知県中村 
    アカメ
    参考文献 場所高知県高知市 
    マルカ
    参考文献 場所沖縄県、宮崎県日向 
    生息域
    河口域、汽水域、内湾。純淡水域にはいない。
    静岡県浜名湖〜鹿児島県志布志湾・内之浦湾の太平洋沿岸、大阪湾、香川県、種子島。東京湾などにもいる模様で、生息域は北上している可能性が高い。
    生態
    産卵期は6〜8月。
    10cmの幼魚までは夏〜春の間、アマモ場に生息。
    アマモの葉に沿って逆立ちしてじっとしている。
    基本情報
    静岡県以南、九州までの淡水域・汽水域・内湾に生息している。1.5mを超える大型魚。淡水・汽水域の魚では国内最大種だと思う。
    漫画などの影響で怪魚とか珍魚とかされているが、それほど珍しいのか実態は不明である。ただ国内の汽水域の環境の悪化は深刻だと思う。そのあたりの影響は調べて欲しいものだ。
    個体数が少なく保護の対象としている地域もある。主にゲームフィッシングのターゲット。定置網などでもあがるが少ない。
    国内には稀な浅場の大形魚なので知名度も高く、人気がある。
    宮崎県などでは捕獲禁止となっている。
    水産基本情報
    選び方
    味わい
    旬は春〜夏。
    鱗は非常に硬く大きい。取りにくい。皮は厚くて丈夫。骨が非常に硬い。
    透明感のある白身で血合いが赤い。熱を通すとやや硬く締まる。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    アカメの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身)、煮る(煮つけ)、ソテー(ムニエル)、焼く(塩焼き)、汁(潮汁)

    アカメの刺身 味的にはスズキに近いと思う。ただ黒い筋が3固体下ろした限りでは入っていなかった。また血合いがきれいなので、商品価値は高いと思う。問題は漁獲直後、後の処理だと思う。クセのない味わいでうま味もある。


    アカメのあら煮 野締めで、スズキに煮た身質なので煮つけにしてみた。あらを集めて湯通しして冷水に落として残った鱗やヌメリを流す。水分をよく切り、酒・しょうゆで味つけした。砂糖で甘味をつけてもいい。煮ても硬く締まらず、皮目がとろっとしてとても味わい深い。

    アカメのバター焼き 皮付きにするか、皮を引くかは好みの問題だ。ここでは皮目を生かしてみた。切り身に塩コショウ、小麦粉をまぶしてじっくりソテー。バターで風味づけした。皮目は香ばしく、身は硬く締まりすぎない。美味。
    アカメの塩焼き 切り身を焼いてみた。振り塩をして1時間以上寝かせる。これをじっくりと焼き上げる。非常に淡泊な味わいで、皮目に少しだけ独特の風味を感じる。やや単調すぎる味で、好みが分かれそう。
    アカメの潮汁 あらを集めて置く。湯通しして冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。水分をよく切り、水(昆布だし)から煮出して酒・塩で味つけする。実に味わい深い汁だ。写真は撮影のために汁を少なくしているが、汁だけでご飯が食べられる。薬味は粒コショウなどお好みで。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    本種を狙う釣りは高知県などで盛んであるが、年に数えるほどの釣果をえるために、ルアーや生き餌を使い通う釣りはかなりストイックでマニアックな釣りである。
    歴史・ことわざ・雑学など
    古くはバラムンディと同種とされていた。
    参考文献・協力
    情報提供/永野昌枝・廣さん(高知県高知市)、『ねこや商店』(宮崎県日南市油津)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「アカメ」を使用したレシピ一覧

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