マルエゾボラ
マルエゾボラの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
---|---|
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。
北海道〜アラスカ。
生態
ー
基本情報
北海道以北にいるやや大型のツブ(エゾボラ属)で、入荷量はごくわずかである。ツブの同定は非常に難しい。マルエゾボラは正体不明の希少なツブのひとつだと思っている。
珍しさ度 食用として流通しているようだが、探すのは至難の業。
水産基本情報
市場での評価/めったに流通することはない。
漁法/カゴ漁
産地/北海道
選び方・食べ方・その他
選び方
原則として生きているもの。
味わい
旬は不明。
貝殻はエゾボラ属の中では薄くもろい。軟体には模様がなく、色が淡い。
栄養
ー
危険性など
唾液腺にテトラミンをもつ。テトラミンはNeptunea(エゾボラ属)の巻き貝の唾液腺に含まれるもので、足を割るとクリーム色の柔らかなゼリー状の物体がある。これが唾液腺。ここにテトラミンが含まれている。テトラミンはNeptunea(エゾボラ属)以外にはスルガバイ(エゾバイ科エゾバイ属Buccinumのスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラなどにも含まれる。食べると後頭部の激しい痛み、目眩、酒に酔ったような状態になり、吐き気、眼底の痛みをともなう。発症する唾液腺の量は個人差がある。
食べ方・料理法・作り方
マルエゾボラの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身)
足と内臓を取り出し、消化器官の部分を取り去る。足を半割にしてテトラミンを取り去る。足は最初はそのままぬめりをもみ出し、仕上げに塩を加えてもむ。水洗いして水分を切り、薄めに切りつける。ワタは塩ゆでにして粗熱をとり、水分をきる。
好んで食べる地域・名物料理
ー
加工品・名産品
ー
釣り情報
ー
歴史・ことわざなど
ー