聖子を探す旅5 突然途中下車、谷崎潤一郎の岡本
目的は谷崎潤一郎だったが、その痕跡はどこにもない
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田辺聖子を探す旅の伊丹市歩きは意外にも引っかかる点はほとんどなかった。
阪急伊丹線伊丹駅からそのまま塚口駅まで南下する。ここで阪急神戸線に乗り換える。
塚口は田辺聖子が学徒動員で通っていた郡是(現グンゼ)の工場があったところだ。
滋賀県長浜市で田辺聖子と同年配の女性に、いかに学徒動員がたいへんだったか、というのを長々と聞いているが、田辺聖子の場合、比較的悲壮感がなく明るいのはなぜだろう? 田辺聖子の性格からだろうか?
駅構内に天ぷらの店(薩摩揚げ)があるのが兵庫県らしいなと思ったが、すぐに電車がやって来た。阪急神戸線の運行本数は丸で山手線のようで、途中下車してもロスがない。
あまりにも短時間で終わった伊丹市散歩で、少し時間があるので岡本駅で降りてみた。
ここは谷崎潤一郎が多額の印税で建てた御殿のような家があったところだ。どんな町なんだろう? という好奇心と山手線なみの阪急電車の運行本の多さで降りた。参考文献/『花筏 谷崎潤一郎・松子 たゆたう記』(鳥越碧 講談社文庫)
北口は住宅地でなにもない。
南口にまわっても谷崎的なものはなにもない。
短時間なので、近くまできただけ、に終わる。
ただそこに『フロイン堂』があった。
食パンだけじゃなく、他のパンもけっこうな味だった
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この店の本を内容とは関わりのない分野で関わったことがある。地図製作もしているのに、「岡本とフロイン堂」が脳みそから消えていた。
仕事で覚えていますとも言えないので、何気なく日持ちのするお菓子とパンを買う。
古いパン窯があるはずなのでもっと大きな店を想像していたら、こぢんまりした小さな店だった。
名物の食パンを予約するほどのパン好きではない
谷崎潤一郎も阪急電車の人だった
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田辺聖子を巡る旅は改訂・追加を繰り返していく。
・聖子を探す旅01 JR伊丹駅の前は荒木村重の有岡城
・聖子を探す旅2 伊丹市町歩き
・聖子を探す旅3 伊丹市の酒蔵
・聖子を探す旅4 伊丹市の商店街
・聖子を探す旅5 突然途中下車、谷崎潤一郎の岡本本ページ

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