神戸で焼いた、焼きあなごときゅうりの酢のもん

ただ軽く焼き直して食べるだけ、が基本


もちろん西日本全域で言えることだが、取り分け今回の、神戸(兵庫県神戸市中央卸売市場)は、着いた途端、「焼きあなご買わなくちゃ」、と思ったものだ。
神戸旅をする人がいたら、「お土産は焼きあなごがいいよ」と必ず言い添える。

ただ今回の神戸市中央卸売市場は、久しぶりだったのもあるし、ときに市場人の疾走について行くだけでヤットコサで、じっくり「焼きあなご」を探している余裕がなかった。
加工者から直接買いたいと思っていたもののできなかったので、仲卸で購った。
焼いたのは市場近くにある和泉水産である。

マアナゴを開いて、ほんのり塩味(しおあじ)をつけたものが「焼きあなご」である。
なので温めただけで、そのまま食べるのが基本である。
いつも1尾の半分くらい焼いて、キッチンバサミで好みの大きさに切って食べている。
百パーセント酒のつまみである。
このような、ちょぼちょぼつまむといった酒の肴は意外にない。
酒を飲みながらたっぷり食べるという年ではないので、理想的といってもいいだろう。

焼きあなごときゅうりもみは相思相愛


夏めいてきたので、酢のものばかり作っている。
魚貝類と合わせるときのきゅうりは必ず塩もみして塩出しをし、水分をしぼるのがボクの定番である。
要するに「きゅうりもみ」で、甘酢に漬け込むのではなく、かける。
当座食べるなら漬け込んだ方がいいが、食べきりならかけた方がいい。
「焼きあなご」は軽く焼き直してみりん・醤油を合わせたものを塗って、また焼いたもの。
焼きたての熱い内に冷えた「きゅうりもみ」と合わせて、温かい内に食べるのが好きだ。

酒は兵庫県伊丹市の「御免酒 老松 本醸造 上撰」を五勺ほど。

神戸に行ったら焼きあなごを買うべし


関西以西に行ったら探してしまうのが「焼きあなご」だ。
関東では「あなご」を煮ることが多く、魚としては非日常的なものだ。
西日本では焼くことが多く、魚としても比較的日常的で、スーパーでも売っている。

2009年に買った、もう一度、浅原商店の焼きあなごを買ってみたい


昔、神戸市中央卸売市場に「焼きあなご」を作っている浅原商店という店があって焼き上がりを買ったことがある。
同店を市場内を探したが見つからなかった。
帰宅後、調べたら今も営業をしているではないか。
なぜ見つけられなかったのだろう。

今回の神戸行きはいささか慌ただしすぎた。
場内の財木商店で買ったが、焼いたのは和泉水産だ。


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