とれても1、2匹のアカイシガニ

非常に知名度が低いので競り勝つ必要もなし


神奈川県小田原市、小田原魚市場で見られるカニ(短尾類)の種類はそれほど多くはない。
アサヒガニ科のアサヒガニ。
クモガニ科のタカアシガニ。
ガザミ科(ワタリガニ科)のガザミ、タイワンガザミ、アカイシガニ。
タカアシガニは世界最大の全長を誇るので有名だが、春の相模湾では決して珍しいものではない。

ちなみにこの5種はそれなりに味がいい。
4月17日の小田原魚市場にいたのはタカアシガニ、ガザミ、アカイシガニで、狙いはとれても1日に1、2匹のアカイシガニだ。
知名度が低いために、ほとんど競ることなく手に入れられた。
おいしいのに安いっ、ってうれしいな、とボクはこっそりほくそ笑む。

持ち帰ったら生きているのを水を張った鍋に入れて、やや多めの塩も入れて火をつける。
ゆでること8分ほど。
頭部からアイスピックなどを差し入れて締めてもいいが、小田原から帰った日は忙しいので省く。
案の定2本ほどとれた。

これを冷蔵庫で寝かせる。
温かい内に食べると、ちょっとだけ臭みが感じられる。
冷蔵庫で冷やすと臭みがとれるし、身がしまる。

それほど大きくないので食べる部分は少ないものの


1年振りに食べるアカイシガニのハサミの身から強い甘味が感じられる。
口の中でのほぐれ感がとてもいい。
カニの風味としか表現できないが、これが鼻に抜ける。
甲羅下の身を噛みついては引っぺがして食べる。
細い足にも身があり、意外に食べやすいのもうれしい。
みそが少ないのだけが残念だが、満足、満足なのだ。

酒よりも台湾のおいしいウーロン茶で後口を洗う。


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