桜咲く日の、サクラマスの塩焼き
焼けるのが待ち遠しい、サクラマスの塩焼き
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京に都があったときから「桜鱒」と呼ばれていたのではないか。
例えば琵琶湖のマス(ビワマス)と区別するために、桜の咲く頃に越や越前からくる「ます」に桜を冠した。
今や桜前線は早く現れ、桜前線の北上速度も速い、それ以上にサクラマスの入荷が先んじている。
それでもボクは古きならい通りに、桜咲いてサクラマス(本マス)を買う。
ありきたりで平凡かもしれないけど、ほぼ9ヶ月振りの本マスである。
いちばんうまい食べ方は、いちばんシンプルな料理法である塩焼きである。
焼き上がったときの香りが素晴らしい。
サクラマスは産卵回遊してきた個体群で、今回のものは卵巣がまだ小さかった。
未成熟な分、余計に脂があった。
手で半分に裂くとふんわりした身が盛り上がって割れた。
面倒なのでかぶりついた。
塩焼きで食べてこんなにゴージャスな気分になれるものはない、と思う。
このままでは半身全部、塩焼きで食い尽くしてしまいそうになる。
それもよいかも知れぬ。
汁は中骨のみそ汁で、みそは「伊賀越 玉みそ(三重県伊賀市)だ。
合わせたのは宮城県産ササニシキと、花ワサビだ。

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イラスト図解 寿司ネタ1年生



