202509/07掲載

越後新川の生物・食物図鑑3 マクラガイ

江戸時代の枕に似ているので枕貝


新潟県西区五十嵐新川漁港周辺の生物・食物図鑑を作っていく。
新川漁協やその周辺には自然界にも、食べ物にも詳しい猛者がたくさんいる。
この猛者とともに自然界で見つけた生物の2番目は砂浜にいるマクラガイだ。

姿よし、模様よしの美貝のひとつだ


大きくても4cmくらいの円筒形で細長い巻き貝だ。
江戸時代の枕に似ているので「枕貝」。
小さいので「雀の枕」ともいう。
食用ではなく収集の対象となっている。
貝を収集しなくてもきれいなので、見つけるとうれしい巻き貝のひとつでもある。

こんな小さな貝を水中で見つける、そこがすごい


ビーチコーミング(砂浜で貝を探す)でも見つかるが、今回は浅い砂地の中にいるものを猛者達が見つけてくれた。
砂色の小さな巻き貝を見つけるところからして、越後新川の達人にすごみを感じる。
協力/島谷将之さん・星野健一郎さん(拓洋丸)・中務謙吾さん(すべて新潟県新潟市西区五十嵐新川)

このコラムに関係する種

マクラガイのサムネイル写真
マクラガイ海水生。潮間帯〜水深30m付近の砂地。房総半島・男鹿半島以南の熱帯インド-西太平洋。・・・・
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