202506/08掲載

マイワシとトマトを合わせて作るワンプレート

買ってきたマイワシで即興的に作る昼ご飯


魚を調べているので、比較的安い並イワシも買う。
当然加熱用であるが、安いので重宝している。
朝昼晩と魚づけなので、和だけではなく、思いつきでいろんな料理に挑戦している。
最近、ワンプレート料理もよく作る。

マイワシのムニエルをトマトと合わせると、意外にボリューミーだし、満足度が高いワンプレートになる。
糖質は最小限なので、ボク向きの料理でもある。
ちなみにムニエルを作り、ムニエルを取り出した中で野菜をソテー、終いにトマトをソテーするだけなので、一見複雑そうだけど、フライパンひとつで、あっと言う間に出来上がる。
お昼ご飯などというものは肩の凝らない簡単料理にしくはなし、だ。

最後の仕上げはテーブル上で


テーブル上で完成させる。
仕上げると言っても好みの柑橘類を振り、両手にスプーンでぐじゃぐじゃにするだけという無法地帯的、西部劇的である。
いかにぐじゃぐじゃするかだけがコツで、このとき味見して塩コショウしたり、オリーブオイルを足したりする。

マイワシのムニエルは全体からすると、少なすぎるかな、と思った割りに存在感がある。
トマトまみれのナスやきたあかりの新じゃが、玉ねぎをランダムに食べているとわかってくるのが、マイワシの強いうま味とじっくりいためたエリンギ、トマトが結婚して全体をまとめてくれていることだろう。

できればワインといきたいが、残念無念、凍頂烏龍茶を冷やしてたっぷりごくごく、と。
しまらないねー、昼酒飲みたいねー、と嘆くのも人生だ。

並イワシには並イワシの使い方がある


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産を見ている限りでも富山湾、宮城県など5月いっぱいマイワシが絶えることがなかった。
上イワシ(少ない量の箱でやってくる)もあれば、並イワシ(5㎏判でくる)もある。

野菜はあるものを無駄なく使うことが肝心


マイワシと野菜のソテーでワンプレートの作り方。
材料はなんでもかんでもかまわない。
宮城県産並イワシは手開きにする。
塩コショウして小麦粉をまぶす。
トマト、ナス、赤ピーマン、玉ねぎは適当に切る。
エリンギは手で裂く。
きたあかりの新じゃがは下ゆでしておく。

最初はマイワシとエリンギと玉ねぎをソテー


最初はじっくりソテーすべきものからソテーする。
多めのオリーブオイルににんにく風味をつけて、マイワシ、エリンギ、玉ねぎをじっくりソテーする。
マイワシに焦げ目がついたら、最初の組を取り出し、ナスときたあかり、赤ピーマンをソテーして、焦げ目がつたら取り出す。

最後にトマトをソテーしてフライパンに残った味を吸収してもらう


最後にトマトをソテーする。
潰れてきたら味見して塩コショウする。
皿にトマトを敷き、野菜をちりばめ、いちばん上にマイワシのソテーを載せる。
脇にルッコラセルバティコ(レタスでもなんでもいい)を飾って出来上がりだ。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

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