酒の肴は3分以内で、カイワリの柚子胡椒和えと北雪
酒の肴は簡単で、ほどよい量で……
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撮影する水産生物が多すぎると、ときどき夕暮れ時にバタリと倒れることがある。
脳溢血とかではなく、寝落ちしてしまうのだ。
深夜に目覚めて、いつもながらに、そのまま寝てしまおうか、なにもしない時間を過ごそうか、思案する。
そんなとき、ついつい酒を飲むのが悪いくせだ。
酒の肴作りは、せいぜい3分、長くて5分くらいでなければならない。
この日は小田原で買い求めた大形のカイワリの、上身が少しだけ残っていた。
カイワリの皮を引いて薄く切り放つ。
これを市販の柚子こしょうと和え、ライムを少し搾る。
刻みねぎを加えて、また和える。
丹波立杭の清水美和雄さんのぐい飲みに酒を注ぐまで、約3分である。
至極上等なカイワリなので、あまりあれこれ作りたくはない。
柚子こしょうだけの塩気と辛み、ライムの香りで、実にいい酒の肴となる。
脂がのっているので小さな一切れの味がでかい。
このでかくて魅力的な味を冷えた酒で流し去り、また流し去る。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



