お土産にもらった「なみえ焼そば」で浪江町を想う

浪江町名物、なみえ焼きそばを食べながら震災のことを想う


「なみえ焼そば」を土産にいただいた。
震災後15年たった3月、考えてみれば福島県双葉郡浪江町には20年近く行っていないことに気づく。
流行とかブームとか、ボクとは無縁なので、浪江町の「なみえ焼きそば」は土産にいただいて初めて存在を知った。

太麺を使ったものでソースにこくがある。
コショウではなく唐辛子というのが特徴なんだろう。
土産用なのにとてもよく出来ていて、普段食べている細麺にウスターソースよりもうまい、と思う。
もらってうれしい土産である。

さて、震災はあまりにも悲しい出来事だが、今の浪江町のことも考えなくてはならないだろう。
水産関係者で、浪江町にある請戸(うけど)を知らないと、最低限、関東の市場では商売が出来なかったと思う。
それほど請戸漁港は関東にとって重要な水産物の供給地だった。
築地通いをしていたとき福島県では原釜とともに、もっとも早いときに頭に入ってきたのも請戸である。
福島県沖の水産物は早い時期に放射能の影響がなくなり、安全であることがわかっている。
あれから15年、請戸漁港は復活して長いということを、関東の市場人も知っておくべきかも知れぬ。

好きな店の、活気のある店内で大買いをしたものだ


さて、くどいようだが、請戸は水産関係者には有名だが、浪江町は今現在、ニュースでしか知らないのではないか?
常磐線の浪江駅もあり、商店街もあるいい町であった。
残念ながら浪江町の山間部は未だに帰還困難区域となっているが、浪江駅周辺など市街地、請戸などは徐々に元に戻りつつある。
震災前に一升瓶を買い求めた請戸の『鈴木酒造』は道の駅で酒を醸しているようである。

何度か立ち寄って天然キノコの食べ方を教わった、肉屋さんと八百屋さんが合体した賑やかな店は地図で見る限り見当たらない。
取り分け、コウタケの炊き込みご飯の作り方を教えてくれた方、ご健在だろうか?

原釜から南下して車中泊をしていた浪江町


浪江町では2回車中泊をしている。
そば屋さんで天ぷらでビールを飲み、ラーメンでしめたのが思い出される。
懐かしい味のラーメン、もう一度食べたいものである。

「なみえ焼そば」はあと1食分残っている。
今日一日、東日本大震災を考える日としたい。


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