鳥羽市安楽島産ボラの酢みそづけ、うまし!
鳥羽市安楽島のボラはうま味豊かなのに上品な味
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自分以外はすべて先生というのがボクのモットー。
季節や風土に素直でいたい、というはボクの信条だ。
いずれにしろ森羅万象すべてより学ぶこと多すぎである。
さて、三重県鳥羽市安楽島まで行ってきた。ここでもいろんなことを教わった。
教わるべきことが多岐に亘り、整理するのが大変ですらある。
鳥羽市は複雑な入江とそれを囲むように山があり、また多くの島がある。
その多々ある入江の奥に安楽島がある。
美しい水辺で、あまりにも居心地がいいので安楽島の人になりたいと思ったくらいだ。
少し過去にさかのぼると、江戸時代、鳥羽藩がおかれ、1633年までは水軍で有名な九鬼氏が城主だったところだ。
九鬼と言えば伊勢志摩を中心に水軍として活躍したことで有名である。
当然、海との繋がりは深く、藩主は変われども藩は海を生業として成り立っていたとしても過言ではない。
さて、その鳥羽藩の藩費を大いまかなっていたのがボラである。
寒ボラの季節になると、ボラの群れを見つけるための「魚見小屋」が設けられ、大波のように押し寄せてくるボラを見つけてはとっていた。
そのボラの「はみ(群れ)」は今でも見ることが出来る。
ボラはもともとアジ(マアジ)やサバ(マサバ)同様至って普通の食用魚で、江戸の町では高級魚でもあった。
だから鳥羽藩を潤し、1945年の敗戦後も鳥羽周辺では重要な漁業対象だった。
これが多くの人に食用魚と思えなくなったのは工業地帯や内湾の海洋汚染によって、臭みを持ったボラがとれるようになったためだ。
鳥羽市を始め大都市圏から外れた地域で、臭みのある個体がとれたことはない。
ある意味、外洋からの影響の強い、潮通しのいい海域にいる鳥羽のボラは風教被害に悩まされてきたといえそうである。
酢みそを作ってそこに投入して、みなで食べていたのだろう
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さて、そんな鳥羽のボラを1尾もらってきた。
これで刺身、煮つけ、フライなどにしたが、いちばん興味深かったのが安楽島にある『かねト 鈴木水産(鳥羽市安楽島)]』、鈴木辰則さんこと「たっちゃん」に教わった酢みそ漬けである。
ボラの刺身を酢みそで食べるのは当たり前のことだが、少し漬けて置くというのは知らなかった。
今回、言われたとおりに漬け込んで食べてみた。
これがいいのである。
ボラの刺身は皿に盛って長々と食べていられるものでもないし、皿の上での刺身の滞在時間は短い方がいい。
ところが酢みそに漬け込んで置くと、ゆったりだらだらと気長に好きなように食べられるのである。
たぶん、酢みそを作ってすり鉢にそのまま放り込むようにして昔は食べてのだと思われるが、いかがだろう?

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