佐賀県太良町マガキ、ウマスギ!
マガキはうまいに決まっているが、殻つきは衝撃的にうまい
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学生の頃、日本映画研究クラブという非常に少人数のクラブがあり、少人数なのに学校の暗黒の黴だらけの地下室に部屋を持っていた。
時々同じクラスの同クラブの男子と一緒に、日本映画を見に行っていたものだが、あるとき世田谷区三軒茶屋の映画館で不確かながら石原裕次郎の日活映画を見た。
曖昧なのは、石原裕次郎(?)が殻付きのマガキを食べている場面しか覚えていないためだ。
大皿に乗っているカキを、石原裕次郎(?)が小さなフォークで優雅に食べているのに衝撃を受けた。
都会的だな、と思った。
その直後、同じく世田谷区桜新町のすし屋で生まれて初めて殻付きのカキを食べている。
ビックリ仰天するほどうまかった。
山奥生まれのボクには、酢ガキとは違う、この殻付きの生ガキの味が衝撃だったのだ。
ボクの殻付きカキ体験は続く。
葛飾区新小岩に殻付きを1個単位で売ってくれる魚屋があって、ときどき途中下車をして買っていた。
昔昔、千代田区小学館ビルの前に殻付きの生ガキを食べさせてくれる薄汚いがうまい食堂があって、時季には毎日のように食べていた。
こんなとりとめもないことを思い出しながら食べた、佐賀県太良町産マガキは今季いちばんの味である。
今年のマガキは生育が遅いというので、やっと味がよくなったときに食べたからかも知れぬ。
有明海のマガキは濃厚なうま味と比較的少ない渋味、そして強い食感が特徴である。
石原裕次郎(?)のように大皿に大量に並べて、食べたくなる。

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イラスト図解 寿司ネタ1年生



