ヒラスズキの腹骨焼きで1人前
厚さ5㎜ほどの小さな一切れだけど、おいしい以上にうまい
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昔、神楽坂上に新しい居酒屋が出来たというので、一緒に仕事をしていた女子と出かけたことがある。
「とてもうまい店だ」、というのと、「二度と行かない」、と評判が割れていた。
出て来たものはどれもこれもおいしかったが、一皿の量が二人で分けても多すぎた。
せっかく神楽坂を上りきったのに三品でげんなりした。
職場でそれ以後、その店に行ったという話は聞いていない。
一皿の量は多すぎるのもいけないし、少なすぎるのもいけない。
ボクが作る料理は決して1人前とは限らない。
念のために本日より、料理にボクなりの判断で「●人前」と入れることにする。
前置きが長くなったが、刺身などにするときに出る腹骨周りの身は非常にうまい。
取り分けヒラスズキは煮つけにするよりも焼いた方がうまい。
焼き上げているときに、ただよってくる皮の香りからして、身の置き所がないくらい強い興奮を覚える。
脂があるので柔らかく、強いうま味があるので少量でも味が大量である。
味のインパクトの強さゆえ、ほんの一口サイズだけどこれにて1人前。
夜なので「桂月 超辛口 原酒 特別純米」を半合ほど。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



