まだまだイケルぞヒラスズキ

時季もあるけど、ヒラスズキに外れなし


時季に、時季の魚を買うのは当然だけど、意外に偶然というものある。
この日、豊洲市場場内には寒の活けマダイを買いに行った。
そこに大量のヒラスズキが並んでいて、活け場から持って来たばかりで血まみれのものもある。
ああ、これはヒラスズキを買うしかないな、とという思いで脳みその中が満たされた。
豊洲市場のこの日の主役でもあった。

スズキの味には少なからず淡水系の風味を感じるが、ヒラスズキの味は、純海水魚のマダイやヒラメのおいしさと共通する部分が多い。
品のあるおいしさというか、口の中であばれないおいしさというか。
ほどよいうま味が舌に穏やかに広がる。
このうまさが食べた後にも残るけど、それが実に喜ばしい。
毎年、同じ時季に食べてるのに、今年もまたおいしさにビックリ仰天している。

ついでに言わせてもらうと、時季の個体なので豊かな脂もあり、とろっとして甘く感じる。
でも、もっとも好ましいのは脂がちばん前にしゃしゃり出ないことだ。

夜なので「桂月 超辛口 原酒 特別純米」をちびりちびりと。

幅があるし、表面がぬめりとしているし


東京都、豊洲市場場内神奈辰で高知県産ヒラスズキを買った。
見事な仕立てで、これ以上の状態は望めないといったものだった。

ついでに言えば、できれば2㎏上を買いたかったが、先買いした魚が大きすぎた。
それにヒラスズキなら1㎏上でもいいはずだ。
ヒラスズキは10月後半くらいから旬を迎えるのではないか、と思うが地域によって大いにずれる。
これが2月くらいまでよく、産卵後にすとんと一度落ちる。
高知県産の雄は生殖巣がやや膨らみ加減であったが、素晴らしいものだった。
それにしても産卵期の長い魚は難しい。
三枚に下ろして腹骨・血合い骨を取り、皮を引いて刺身にする。


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