新潟県の旅4 胎内市三八市その二

ライトバンの中は魚貝類の惣菜で満杯


胎内市中条の朝市は、3のつく日と、8のつく日の開かれるので三八市である。
大方見終わろうとしているとき、「9時になったら魚屋が来るから待ってな(意訳)」と言われた。
少し町を見て帰ってきたら、有名だという焼き肉店の前にライトバンがとまっていた。

目移りして困ってしまう、魚、さかな


ライトバンを日よけにして惣菜やゆでたズワイガニなどが並んでいる。
ハタハタの塩焼き、小鯛の酢じめ、イカのつけ焼き、ズワイガニの剥き身、サケの焼き漬け、筋子に煮た大正金時、棒だら、サケの昆布巻きなど自家製のもの。
たらこや明太子、筋子などの珍味類や加工品もある。

岩船漁港の魚は新潟でもとても有名なのだ


岩船から来ているというので屋号を聞くと、『丸にみ 小田鮮魚』だという。
ここからいちばん近い漁港、岩船(現村上市岩船港)は粟島の魚も入るところである。
港から陸送された荷は量が多く新潟漁協の競り場でとても目立っている。
海からのものを里(商工業地)へ、がここに見ることができる。

ひょっとしたら朝揚がったばかりのマダイかも


「タイ(マダイ)の刺身を食べてみたいというと、焼き肉店に入り込んで醤油と小皿を持って来てくれた。
脂はあまり乗っていないが、鮮度抜群でうまい。
さすがに「ご飯も欲しい」とは言えなかった。

たぶん18時間振りの腹に溜まるものがやけにうまかった


サケの焼き漬け、にしん煮(身欠き鰊煮)、棒だら煮(スケトウダラ)、スルメイカの漬け焼き、サツマイモの天ぷら、小鯛の酢〆、昆布巻き(サケ)、魚のフライと買い過ぎ以上に買いすぎる。
腹が減っていたので「腹にたまるものないの」と言うとサツマイモの天ぷらを恵んでいただく。
ちなみに新潟県でサツマイモが作れるんだというのは、この時点で初めて実感する。
ついでに中条町(胎内市)周辺のサツマイモは「新潟じゃ有名だよ」なんだそうだ。

北海道でもサツマイモが作れるんだから当たり前だけど、このサツマイモの天ぷらが滅法うまい。
ちなみにこちらはあまりしゃべっていないのに、わけあって大きな声で話したので喉が痛くなる。
『丸にみ 小田鮮魚』の惣菜に関しては別項を立てる。


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