男鹿のワカメはいいワカメ、男鹿名物とろとろわかめ

ねばねばではなく、とろとろは初めての食の経験


秋田県男鹿市船川の漁師、近藤亮さんにワカメをいただいた。
男鹿のワカメは、鮮度がいいことはもちろん、葉先・茎は柔らかく、めかぶはよくねばり、でとてもいいワカメだ。
荷物の中に出来上がった「とろとろわかめ(とろとろワカメ)」が入っていた。
秋田県男鹿半島だけのもので、男鹿名物といってもいいだろう。
「めかぶ」のようなねばりけではなく、名前のように「とろとろ」としている。
ボクにはまったく新しい味覚である。
朝ご飯にあると実にありがたい。

塩を加えて、がんばって揉む


さて、ワカメがとろとろになるのは大量に含まれているアルギン酸のためだけど、普通にゆでて叩いてもとろとろにならない。
せっかくなので、近藤亮さんに教わった通りにやってみた。

ワカメはめかぶとか、茎の部分を除く。
これに塩を加えて揉む。

白い泡が出てくるものの、大量には出てこない


揉むと白い泡が大量に出てくるという。
ただ、この白い泡がなかなか出てこない。
どうやら、もっとがんばって揉むべきだったかも。

熱を通して、粗熱を取る


一度洗って、こんどは湯をかけてまんべんなく火を通す。
水で粗熱を取り、よく洗い。
残っている細い茎も取り除く。

よく絞ってまな板でとんとんとたたく


水分をよくしぼり、まな板の上に置き、たたく。
たたいてもたたいてもあまりとろとろしないのは、もみ方が足りなかったからかも。

初めての、とろとろわかめ作りはイマイチだったけど


今回は、ゆでただけよりも柔らかい状態にはなった。
これはこれでおいしいけれど、やはり「とろとろわかめ」とまではいえない。
来年は男鹿に「とろとろわかめ」修業に行こう。


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