大は安くて小は売れないエゾメバル
ミノカサゴ属について
Species Pterois andover Allen & Erdmann, 2008
Species Pterois antennata (Bloch, 1787)/ネッタイミノカサゴ
Species Pterois brevipectoralis (Mandrytsa, 2002)
Species Pterois cincta Rüppell, 1838
Species Pterois lunulata Temminck & Schlegel, 1843/ミノカサゴ
Species Pterois miles (Bennett, 1828)
Species Pterois mombasae (Smith, 1957)
Species Pterois paucispinula Matsunuma & Motomura, 2015/ミズヒキミノカサゴ
Species Pterois radiata Cuvier, 1829/キミオオコゼ
Species Pterois russelii Bennett, 1831
Species Pterois sphex Jordan & Evermann, 1903
Species Pterois volitans (Linnaeus, 1758) /ハナミノカサゴ
がやがやたくさんいるから、とれるから「がや」
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さて、魚食普及に重要なのは水産物の知識である。最近、未利用魚、未利用魚と騒がしいが、ちゃんとわかっている人いるんだろうか。厳密な意味での未利用魚は存在しないのに未利用魚という言葉が一人歩きしている。むしろ低価格魚としたほうがいい。
当然国内各地で聞取をする必要があるが、例えば漁業者に聞いてもいいが、加工品業者、買受人(大卸・仲卸)、小売業の話も重要であり、消費者も重要だということを忘れている人がいる。むしろいちばん未利用魚がわからないのは行政、そして漁業者かも知れないという現実も知るべきだ。
また最近、未利用魚にマイナー魚を加えるなど、魚価の変動を知らずにいろいろ語る、間違ったことを言うヤカラまでいる。
魚価を知らなければ、未利用魚はわからない。そのためには、日常的に魚を買っていないとダメだが、そんな人間見た事がない。
今回の主役は「がや(エゾメバル)」だ。この魚は選択的な魚食による未利用魚(「選択的」はできるだけ大きな、できるだけおいしい魚を求めるである。利用されているものの安すぎるのだ。
石川県や宮城県以北の比較的浅い海域にいるメバルの仲間で、水揚げ量が圧倒的に多いのは北海道である。北海道や青森県のメバル類(中型のメバル属)の水揚げ量は、基本的に専門漁がないので不明である。メバル類の種類は非常に多いものの、メバル類では日本海のウスメバルくらいしか専門の漁はなく中には標準和名不明のまま処理されている種さえある。エゾメバルなど種名がわかっているだけでもいい方だ。
上質の白身でくせがない。身質がいいので煮ても焼いてもそこそこおいしい。ある意味、食用魚界の優等生といった魚なのである。料理の仕方によっては非常においしい魚でもある。
残念なことに最近、この上品な白身が嫌われ始めている。
メバル類の優等生であったウスメバルさえ、他の魚の価格が急激に上昇しているときに高級魚ではなくなっている。
本種で問題なのは大きくても安く、小さいと、競り場などでは厄介者であることだ。
今現在の、同じ用途の資源(魚)があるのに、大西洋やアメリカアラスカから同じ用途の資源(魚)が輸入されている。
アメリカのナガメバル、大西洋のタイセイヨウアカウオなどなどを手に取るときには、少しは温暖化などのことを考えて欲しいものだ。
この資本主義的な現状は「資源を無駄なく使い。エネルギーを節約する」というSDGs(エスディージーズ)の考え方に反している。
今、SDGsという言葉を本気で使っている人間をひとりも見ていない。バカ丸出しなのはオシャレだから使っているという愚か者までいる。言葉は意味がわかって使わなくてはならないのに、マスコミすらちゃんと使っていない。裏ネタだが、SDGsを歌っているタレントが馬鹿でかい車に乗っているそうである。せめて軽に乗ってからSDGsをうたって欲しい。嘘つきはいかんよ、と言いたい。
一般家庭は無理は禁物、手抜きは悪いことではない
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さて今回、近所で買ったレトルトの「メバル煮つけ」(川畑 茨城県神栖市波崎)が素晴らしかった。
個人的には必ずしも家庭で料理しなくてもいい。できるだけ他人任せにすべきだ、と思っているので、このような素晴らしい加工品はもっと売れていい。
これこそがSDGsである。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



