肌寒くない夜の、イカと里芋煮
どこにでもある平凡な料理だけど、ごちそうなんである
我が家ではいたって日常的な秋の味である。
こんな料理で一喜一憂しているなんてボクだけかも。
その憂を生み出すのはいつも里芋である。
いい里芋を見つけるのは、いいスルメイカを見つけることよりも難しい。
今回近所のスーパーで買ったスルメイカに喜んで、里芋にほんの少しだけ泣く。
11月最初の里芋煮は半喜半憂だ。
さて、スルメイカと里芋煮は国内ではありきたりな料理だが、多摩地域では秋祭に作ることが多い。
檜原村の老人曰く、ごちそうで楽しみにしていたという。
まあ、一見普通の料理だが、すこぶるつきにうまい、これぞ真のごちそうだろう。
久しぶりに作る味が優しいね。
ご飯も食べ食べ、里芋もスルメイカも食べるとお腹が膨満してくる。
けどスルメイカ独特の風味とうま味、それを吸い込んだ里芋がまずいわけがない。
今年の里芋はいかがなりや。
もっとうまい里芋食いたいな。
今年のスルメイカは去年よりもいい、気がする
親芋についたのが小頭芋、そして孫芋が出てくる
スルメイカを見つけたので、野菜売り場に行き里芋を探す。
小頭芋(親芋があって最初に出て来た芋で子芋ともいい、次ぎに出てくるのが孫芋)1種類しかないので、それを買って帰ってきた。
小頭芋がよかったためしがない。
ただ今回、触った感じはそんなに悪くはない。