ミドリシャミセンガイ
Scientific Name / Lingula anatina Lamarck,1801
長さ3センチ前後。長方形で扁平。触手は筒状で細長い。
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物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★
美味分類 動物界左右相称動物亜界旧口動物(前口動物)下界冠輪動物上門腕足動物門舌殻亜門舌殻綱舌殻目シャミセンガイ科Lingula属外国名 ー学名 Lingula anatina Lamarck,1801漢字・学名由来 漢字 緑三味線貝
由来・語源 三味線の形をした貝(実際には貝ではないが)で緑色をしている。地方名・市場名 [?] 生息域 海水生。青森県以南の砂泥地の埋まり棲息するとされるが、現在では瀬戸内海の一部、九州の有明海、奄美大島など。朝鮮半島、中国、インド洋沿岸。
水深50センチ前後の泥地に潜っている。生態 ー基本情報 貝とつくがあるが軟体類ではなく、触手動物門に属し、この仲間には他にチョウチンガイやホウズキチョウチンガイなどがある。
食用となっているのはミドリシャミセンガイのみ。
見た目は貝に見えるが、軟体類の二枚貝の貝殻が左右につくのに対して、触手動物の場合には上下についている。
古くは青森県以南の干潟などに広く分布しており、各地で食用となっていたものと思われるが、現在、食用になるほどとれているのは有明海のみ。
食用としているのも有明海周辺だけとなっている。
東南アジア、中国などでもミドリシャミセンガイを始め近縁種を食用にしている。
水産基本情報 市場での評価 有明海周辺でのみ流通する。値段は高くて安定。
漁法 採取
産地 佐賀県選び方 原則的に生きているもの。貝殻につやのある物で、よく動くもの。味わい 旬は春〜初夏。
本体と水管(触手)を食べる。
本体には旨みがあり、水管は硬い。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 好んで食べる地域・名物料理 佐賀県、福岡県加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 『原色 日本海岸動物図鑑』(内海富士夫 保育社)