キクノハナガイ

Scientific Name / Siphonaria sirius (Pilsbry,1894)

キクノハナガイの形態写真

20mm SL 前後になる。殻頂から6本ほどの周縁部分まで伸びる放射肋と間肋がある。放射肋の一部は呼吸管の通る肋となる。内側は黒く放射録は白い。
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20mm SL 前後になる。殻頂から6本ほどの周縁部分まで伸びる放射肋と間肋がある。放射肋の一部は呼吸管の通る肋となる。内側は黒く放射録は白い。20mm SL 前後になる。殻頂から6本ほどの周縁部分まで伸びる放射肋と間肋がある。放射肋の一部は呼吸管の通る肋となる。内側は黒く放射録は白い。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    軟体動物門腹足綱有肺上目基眼目カラマツガイ超科カラマツガイ科コウダカカラマツ属

    外国名

    学名

    Siphonaria sirius (Pilsbry,1894)

    漢字・学名由来

    漢字 菊の花貝 Kikunohanagai
    由来・語源 『目八譜』から。貝殻の裏側から見た模様などが菊の花に似ているため。
    Pilsbry
    Henry Augustus Pilsbry (ヘンリー・オーガスタス・ピルスブリー 1862-1957 アメリカ)。軟体類(貝類)学者。平瀬與一郎が送った標本をもとに国内の多くの貝類を記載、発表。
    目八譜
    1843(天保14)、武蔵石寿(武蔵孫左衛門)が編んだ貝の図譜のひとつ。図は服部雪斎が描く。武蔵石寿は貝類を形態的に類別。1064種を掲載する。現在使われている標準和名の多くが本書からのもの。貝類学的に非常に重要。
    武蔵石寿
    武蔵石寿(むさし・せきじゅ 玩珂停、明和3-万延元年 1766-1861)。石寿は号、本名は武蔵孫左衛門。450石取りの旗本。赭鞭会。本草学、貝類。西洋の新しい分類学も取り入れようとしていた。『目八譜』(掲載1064種)、『甲介群分品彙』(掲載605種)、『介殻稀品撰』など。現在使われている標準和名の多くがここから来ている。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。外洋に面した岩の上。
    東北地方南部〜九州。

    生態

    基本情報

    本州以南の海辺の潮間帯に普通に見られるものだが、食用となっているかなどは不明。カサガイ科の貝とともに利用されている可能性もある。
    珍しさ度 海辺に行けば手に入るが探すためには同定能力がいる。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/黒住耐二(千葉県立博物館)
    『日本近海産貝類図鑑 第二版』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)
  • 主食材として「キクノハナガイ」を使用したレシピ一覧

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