エチゼンクラゲ

Scientific Name / Nemopilema nomurai Kishinouye

代表的な呼び名クラゲ

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    • 物知り度

      ★★★
      知っていたら通人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    刺胞動物門鉢虫綱根口クラゲ目Daktyliophorae上科ビゼンクラゲ科ビゼンクラゲ属

    外国名

    Jelly fish
    言語英名 

    学名

    Nemopilema nomurai Kishinouye

    漢字・学名由来

    漢字 越前水母
    由来・語源 動物・水産学者の岸上鎌吉(慶応3年生まれ。日本の動物学の基礎を作った)が越前(現福井県)の定置網に入った標本をもとに種の発表をしたため。

    地方名・市場名

    生息域

    汽水・海水生。中国沿岸、朝鮮半島、日本。

    生態

    揚子江などの中国の河川河口部で発生。
    夏から秋にかけて日本海を北上する。
    定置網や底曳き網に大量に入る。

    基本情報

    ヒゼンクラゲ、ビゼンクラゲは国内で加工されているがエチゼンクラゲはもともとは中国などでもっぱら加工されていた。
    古くから漁業などに被害を与えていたが、特に2000年以降、日本海の定置網などに大量に入るようになり、漁獲物などに大きな被害を与えている。
    近年、国内でも生産されるようになりつつある。
    塩とミョウバンで体液を抜いたものが一般に流通する。
    中華料理などでは重要な食材のひとつとなっている。

    水産基本情報

    市場での評価 生鮮品の入荷はない。加工品として流通。やや高価。
    漁法 すくい網
    産地 中国

    選び方

    塩蔵品なので、乾きすぎていないもの。うっすらと茶褐色のもので、黒くないもの。

    味わい

    旬は不明。
    塩を抜き、調理する。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 酢の物、サラダ
    ミョウバンと塩を抜く。
    軽く水洗いして、数時間塩抜き。
    約80度前後の熱湯に通して、三杯酢などに漬け込む。
    ドレッシングに漬けてもよい。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『水産無脊椎動物Ⅱ 有用・有害種各論』(奥谷喬 恒星社厚生閣)
  • 主食材として「エチゼンクラゲ」を使用したレシピ一覧

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