十六ささげに猛暑突入の時季を知る

今季初、「十六ささげ」はゴム止め


八王子総合卸売センター、八百角で「十六ささげ」を買って夏だな、と実感する。
「十六ささげ」、「「三尺ささげ」などと呼ばれている、さやを食べるささげが来ると、猛暑だとか、熱暑だとか、蒸し暑い、とか感じる今日この頃である。

長篠(愛知県新城市)でバアチャン(15年前に92歳)に聞いた話では、「梅雨が明けると近所からいただき、……お盆近くになると八百屋に大量に並び、……夏の暑さももう少しで終わる(と感じる)」と言う話を聞いた。
「十六大ささげ」は暑さの始まりを告げ、旧盆に盛期を迎えるとそろそろ猛暑もおさまるなどという、昔は、暑い最中に微妙な季節の移り変わりを感じさせてくれるものだった、のだ。
今や夏の微妙な変化などまったく感じられない。

夏のものだけど、特にお盆にはつきもの


さて、「十六ささげ」はお盆に食べる習慣があるためか、なんとなく精進ものという感じがする。
純精進ではなく、できるだけ精進にたくのがボク流である。
「そうだ節(マルソウダ)」、「あじ節(ムロアジ類)」、「さば節(ゴマサバ)」の混合節に日高昆布のだしと酒(ほんのちょっぴり)・砂糖・薄口醤油である。
「十六ささげ」だけでは様にならないので、新潟県新発田市の「おし麩」と一緒にたく。

歳をとるごとに、肉入らずが好きになる


子供の頃、野菜のたきものは嫌いな食べもの第一位だったが、今や好きな食べもの第一位となっている。
とりたてて強いうま味があるだけではなく、山も谷もクライマックスもない味なれど、おいしい。
鉢の下に保冷剤を敷き、だらだらと食べる。
お茶にたきものも最近のボクの習いとなっている。


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