2026年6月15日、今季もまた初タカベは下田産
高いけど高いだけのことのある、タカベの味
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八王子卸売協同組合、舵丸水産に静岡県下田産、並タカベ(体長20㎝弱)が来ていた。
今や上タカベ(体長20㎝以上)は豊洲に行かないと見られない。
それでも今回の体長18㎝は充分な大きさだし、決して安くはない。
東京都民にとっては庶民的な味だったのに、いつの間にか手の届かない存在になっている。
さて、タカベといえば塩焼きで、念のために作り方は下記に。
残念ながら今回の個体は炎が出るほど脂があるわけでもなく、満足度はほどほどなれど、やはりうめーな、なんて落語の八っつぁん、くまさんのごとき言葉が飛び出してくる。
落語の主人公が今の値段を聞いたら、べらぼうめ! なんて言いそうである。
それでも食べないと夏が来た気がしないのがタカベだ。
50年ほど前、神楽坂とか八重洲で炎を見ながら焼けるのを待っていたのが、ボクの人生の初タカベだけど、そんな景色も今は遠い昔のこと。
昭和は遠くなりにけり(矢野誠一のまねなのだ)。
タカベの味は独特の脂の味だと思う。
鋭角的な例えばウニを思わせるような、硫黄系の風味のある脂が作り出す味というか、あれこれ言葉が出てくるが、説明すればするほど実の味から遠ざかる。
小魚なのに強い味である。
ついでにこの脂は皮近くに多いので、皮が矢鱈においしく、身もおいしいという感じ。
初物は小さめだったのでビックリ仰天するほどの味ではなかったけど、その内、豊洲にいってビックリ仰天するくらいの値のタカベを買って、ビックリ仰天したい。
もちろん合わせたのはサッポロの黒ラベル。
タカベは東京の夏の味
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タカベタカベ科タカベ属タカベで、タカベ科唯一の種。
茨城県以南九州の太平洋側、日本海には少ないながら若狭湾以南に生息しているが生息域の極めて狭い魚でもある。
小笠原諸島以北の相模湾に多く、水揚げ量も多い。
タカベは水洗いする(鱗を取り内臓を除く)。
ここでは口から箸を入れてずぼ抜きしているが、これはその内別項をたてる。
振り塩をしてそのまま置く
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振り塩をする。
そのまま置くと内側から水分が出てくる。
これは魚の中の水分が浸透圧で塩と置き換わっているためだ。
ちなみに海の魚は体の塩分濃度(アミノ酸なども含めて)が高いので、塩と体内の水分が置き換わるのに時間がかかる。
淡水魚は体の塩分濃度が低いので、時間をおく必要はない。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



