大分県産クロコショウダイは脂乗りすぎ
刺身は脂そのもの、脂のかたまり
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八王子卸売協同組合、福泉で見つけたクロコショウダイは、我がデータベース、2個体目である。
産地は大分県佐伯産で、体長36cm・1.8kgであった。
成魚の北限は三重県熊野市というイサキ科コショウダイ属の仲間である。
熊野市の前に成魚が上がったのが愛媛県愛南町で、豊後水道を挟んだ大分県佐伯市の四国側、北緯はほぼ同じだ。
珍魚の定義は難しいけど鹿児島県本土以北では珍魚だけど、沖縄県で揚がったら食用魚でしかない。
さて、2014年、鹿児島県鹿児島市の田中水産、田中さんに送ってもらったとき、刺身にしたら文句なしにおいしかった。
卵巣が膨らんでいて、脂がさほど乗っていなかったためかも。
それでも豊かな脂が口の中で溶けて濃厚だけど、素晴らしい味だった。
ところが今年、2026年に食べたら、素晴らしいというよりも、味が強すぎた。
前回の11月の抱卵個体以上に脂が強く、口に入れると硬いのに口溶け感がある。
口溶け感からくる甘味も強く、魚らしい味はいちばん後にくる。
今回は生殖巣が膨らんでいなかったというか内臓脂肪がつまっていた。
脂という意味では最旬かも。
皮目を強くあぶったら、味が落ち着いておいしくなった
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バターを直に嘗めるという感じの刺身はおいしいけど、一切れで充分かも知れない。
ただし、ボクが若ければ夢中になる可能性もある。
それよりも皮を強めにあぶったものの方が、ボク自体はうまいと思う。
魚らしい香りが皮目から立ち上がり、皮と直下に独特の風味がある。
そこに脂ぎった身がくると一切れで2種の味が楽しめる。
絶品と言ってもいいだろう。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



